8年前にタバコをやめた私。やめるまでは、毎日30本位吸うヘビースモーカーでした。20年前のタイへ行き始めの頃、成田からバンコク(ドンムアン空港)の6時間もヤニ切れた状態になり、到着すると真っ先に喫煙場所に駆け込み、たばこを吸っていました。当時はホテルのロビーやレストランでも自由に吸えたのを覚えています。
とっくの昔にタイでは屋内全面禁煙。日本はいつよ!?
それから、2008年にタイでは禁煙令が施行され、エアコンが効いている室内での全面禁煙が実施されました。その時は、まだたばこを吸っていたので、喫煙者には肩身の狭い国だなと。でも、それからスグに禁煙をはじめた私にとっては、何とも素晴らしい国と思えました。そして、2017年7月にタイで更にたばこに関する規制を強化した「たばこ製品管理法」が施行されました。
本日は、喫煙者には確認してもらいたい、タイの「たばこ製品管理法」について書きたいと思います。もし「やめたい」と思っている喫煙者がいらっしゃるなら、この機会にやめてみてはいかがでしょう?私がどうしてやめれたか?も最後に紹介しておきますのでね。
タイにおける禁煙の法律
タイでは1992年非喫煙者健康保護法の施行から、公共の場における喫煙の禁止が進められてきました。それは、労働者保護の観点からでした。労働者の健康を守ることによって、国全体が健康で幸せになるという考えです。
私が覚えているのが、2008年2月に施行された禁煙令。主だった公共機関(タクシー、電車、バス、船など)や、エアコンの効いた室内またはエアコンが効いてなくても密閉された空間が禁煙。この禁煙令を違反した者には2000バーツ、許可した店舗には2万バーツの罰金が課せられました。ただ、内緒で吸うみたいなところは沢山ありましたね。ディスコ、そしてゴーゴーバーやタニヤの店舗では普通に喫煙できてた覚えがあります。きっと、その系のお店は警察との癒着があったのでしょう。
そして、先月の2017年7月に「たばこ製品管理法」が施行され、骨子として「20歳未満へのたばこ販売禁止」「18歳未満がたばこを販売することを禁止」「宗教施設、医療施設、薬局、教育機関、公園、動物園、遊園地でのたばこの販売禁止」「禁煙場所での喫煙者への罰金を最高5000バーツに引き上げ」「バラ売り禁止」などになりました。
罰金額が上がったのが気になるところ。以前は罰金2000バーツだったのが最高5000バーツに、未成年者への販売違反が罰金2000バーツだったのが3万バーツになりました。「最高」という表記が、実際はどうなのか?わかりませんが、上がったことは確かのようです。※捕まった方いたら教えて下さい。笑
タイは国をあげて、「たばこを吸わない」というのが明確に出てると思います。つまり、禁煙者にはありがたいけど、喫煙者には厳しい国と言えるかも。ただし、日本が禁煙者に甘すぎなんだとも思う。たばこに関しては、国際基準をかなり下回っているじゃないかな。
日本の受動喫煙防止法
ここで、少し日本の禁煙法について書きたいと思います。
2017年6月の国会で、受動喫煙防止法の通常国会への提出が見送られました。実質、たばこ議員の勝利と言われてます。私なりにいろいろ読んでますが、たばこ議員の主張には「国民の健康」を無視した考えに思える。そして、国の全体の利益より議員周辺の一部の利益のみ考えているような。まぁ、議員さんの選挙に協力してくれた地元民を守りたいのは分かりますが、国会議員ですからねぇ~、国全体のことを考えて欲しい。
ただし、自民党を完膚なきまでに打ちのめした、東京都の都民ファーストが受動喫煙防止条例を掲げています。まずは東京都からはじめてもらいたいですね。
どちらにしても、たばこに関してはタイより日本の方が遅れています。2020年オリンピックには、今より外国人が多く来日にします。恥じることのない日本であって欲しいものです。
私がたばこをやめた方法
たばこはやめた方が良いのは分かってるけど、やめれないんだよ!とお悩みの方へ。以前はヘビースモーカーだった私が、たばこをやめた方法をお伝えします。
私はたばこをやめたのは約8年前。それまで何度か禁煙に挑戦しましたが、もって6ヶ月でスグに元に戻ることを繰り返してました。たばこを吸っている時に思っていたのが、「これって体に悪いんだよな、でも吸わずにいられない」という、まさに中毒患者状態。そして、「周りには悪いと思うが仕方ない」という自己中心的な考えでした。
そんな時、当時働いていた同僚から「三人でたばこをやめる協定をしないか?」と持ちかけられました。なかなかやめれない自分がいたので、良い機会だと思い協定を結ぶことに。その内容は、三人のうち最初にたばこを吸ってしまった者が吸わなかった二人に10万円ずつご馳走をするというもの。つまり、三人のうち最初に禁煙を破ったものが、他の二人をご馳走するという協定。そして、最後まで禁煙を続けたらもう一人にご馳走してもらえる。
私はこれで禁煙を勝ち取りました。ちなみに他の二人は喫煙者に戻りました(苦笑)。ただし、ご馳走はしてもらえませんでした。というのも、協定を結んだ相手がねぇ。。この協定の言い出しっぺの男が、禁煙をはじめて2ヶ月もしないうちにもう一人と共謀して、密室に呼びだされて「ここで三人同時にやめてちゃらにしないか?」と、半ば脅し状態で交渉してきたんです。
最初は断りましたが、「今の仕事に差し障るから・・」「このイライラはおまえから来てるんだ・・」とか理由を沢山。。きっと、すでに禁煙はやめていて公然と吸いたいだけだったんじゃないかと。しぶしぶ了承をして、協定はなかったことになり、彼はその場で美味しそうにたばこを吸ってました。
その協定がきっかけで、私はたばこをやめれることができたので、10万円のコース料理より大きなものを手にいれました。
たばこをやめたい方へ
たばこをやめる機会は多くあると思います。でも、私が思うに禁煙できるかできないかは、当人の意志だと思います。
「健康になりたい」「周りに迷惑をかけたくない」「子供を守りたい」「パートナーを守りたい」こんな意志が強ければ、やめれるハズです。
吸いたいから吸う。別にこの考えを否定するつもりはありません。しかし、たばこは周りに悪影響を与えます。「自分の健康なんてどうでも良い」と思う人は、吸って勝手に健康を害すれば良いけど、吸わない人まで巻き込まないで欲しい。やめたいと思う人は、ある意味で麻薬中毒患者と同じと考え、やめる意志を強く持つことが大切です。
最後に、たばこ議員さんへ
他のブログでも書いてありましたが、たばこ議員は国全体の利益を考えているようには思えない。たばこが減税になって・・というのも理論がハチャメチャだし、完全禁煙による経済効果はたばこ減税入れても4兆1544億円の経済効果があると三菱総研が発表してます。
票が欲しいのは分かるけど、一部の人の利益の為に議員をやっているじゃなくて、国民全体のために考えて下さい。ほんとお願いしたい。
~thaiuniおっさんのつぶやき~
たばこを吸ってのはマルボロが280円だった頃。今は500円前後するんでしょ?高いよな~ありえん!
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