日本の正月とタイの正月の死亡事故を比較してみた。

タイのこと

タイの正月「ソンクラン」が始まる前に、タイ警察が荷台乗車の規制をすると発表したことによる民衆の反発「意外にもタイでも荷台に乗車するのは違法だったとは」。これを無理にでもやっておけば、もう少し交通事故による死亡者が減ったかもしれません。
タイ当局によると、4月11日~17日のタイ正月ソンクランの時期の交通事故に関する報告がありました。交通事故は3,690件(前年比7.1%増)、死亡者390人(前年比11.8%減)、怪我3,808人(前年比4.2%増)だったそうです。日本での交通事故死亡数は平成27年度は4,117人でしたが、同じ正月は?と思い比較してみました。

交通事故
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日本の正月とタイの正月の死亡事故

タイ正月は4月11日~17日の1週間、日本正月は12月31日~1月3日の4日間の交通事故データ(報告のされたもの)を比較してみたところ。

タイ正月(7日間)日本正月(4日間)
交通事故数3,690件5,604件
死亡者数390人72人
負傷者数3,808人7,323人

あれ?日本の方が事故件数が多いと疑問に思った方もいると思いますが、これは「報告されたもの」になるので、タイでは些細な事故は報告がなかったものと予測されます。それに伴い、負傷者数も変わってきているのだと思います。

このデータだと少し分かりづらいので、件数と死亡者数を日平均で出してみると。

タイ正月日本正月
交通事故数約527件/日1,401件/日
死亡者数約56人/日18人/日

報告された交通事故数は日本の方が約2.7倍多く、その逆に交通事故死亡者数はタイの方が3倍多い結果となりました。
日本の正月は交通事故処理で警察がめっちゃ忙しくて、タイの正月は毎日死亡事故が多発しているってことになるかと。

車の保有台数で比較

では、別視点で車の保有台数における、それぞれの正月事故数を検証してみました。(保有数は乗用車2015年データになります)

タイ日本
車保有台数5,972,00060,517,000
台数/事故数(日平均)約11,332約43,195
台数/死亡数(日平均)約106,643約3,362,056

※参照:総務省統計局(2015年)
※あくまでも台数で割った数になりますので、1事故で複数人死亡は考慮していません。

これをみると、タイでは約1万台に1台が交通事故を起こし、10万台に1台が死亡事故を起こしてます。そして日本と比較すると、事故数は日本の4倍になり、死亡者数は33倍になります。

どちらにしても、タイで交通事故で死亡する可能性は、日本の3~4倍高いということになるのかな。乗車している時も、又は道を歩いている時も、車には十分に注意をする必要があるってことですね。

やはり、タイでは荷台乗車は規制した方が良いんじゃないかと思う今日この頃です。大切な人が死んでからでは遅いのでね。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
何かを始めるには何かを捨てなければならない。どこが大切なのかを、しっかりと考える必要があると思う。

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