タイのハーブティーを買って飲んで調べてみた。

タイのこと

日本橋三越で開催されたタイフェアで、タイ料理のペーストやら小物やらを買ったのですが、その中でとても印象に残ったのがタイのハーブティ。
色が凄い!今まで、この系の色は時間が経つと色が変わってしまうという印象がありましたが、このハーブティーの色は時間が経っても変わらない。というか、青色がどんどん濃くなっていく。味はというと、爽やかなお茶って感じ(甘くないことが不思議に思えた)。これから暑くなる季節に清涼感あるハーブティーは良いなと思い、タイのハーブとハーブティについて調べてみました。

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タイのハーブティー

まずは、ハーブティーの概念から

ハーブを乾燥させて煮だしたもの wikiより

ここまで、何となく分かっていたのですが、根本であるハーブって何?

一般的に料理の香り付けや保存料香料、防虫などに利用されたり、香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物で[ハーブという場合、ヨーロッパで伝統的に薬草や料理、香料、保存料として用いられた植物を指す。wikiより

ヨーロッパで内服薬や外用薬、防臭・防腐・防虫など、または芳香による鎮静作用や興奮作用に利用されたと。つまり、日本で言えば薬草って訳ですね。それが、料理やお茶として使われるようになったそうです。ハーブには葉だけでなく、根や茎も使われます。それぞれの地域の気候にあったハーブが育ち、使われています。

つまり、ハーブとは、それぞれの地域に生えいろんな用途に使える植物ってことになります。

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タイのハーブ

では、タイのハーブはどんなのがあるのか?
熱帯地域であるタイは1年を通して気温は高く、雨が多くなります。有名なのはバジル、レモングラスなど、その地域にあるものとして幅広くありますが、主なものを以下にありました。

レモングラス 画像:http://aromapower.net/
レモングラス 画像:http://aromapower.net/

・レモングラス
葉や茎は、レモンに似た香りと青臭い香りがします。根は叩き潰して香りを出し、葉はスープの香り付けに使います。
・バイ・マクルー
柑橘系の爽やかな香りが特徴です。日本では「こぶみかんの葉」になり、トムヤムクンスープなどに使われます。
・パクチー
中国では「香菜」、英語では「コリアンダー」といいます。消化を助け、食中毒や二日酔い予防に聞くと言われてます。
・バイ・ホラパー
シソ科のメボウキの葉「スウィートバジル」になります。タイのものは小さめで香りが強く、カレーの炒めものなどに使います。
・バイガパオ
いわゆる「ホーリーバジル」。原産地はインドですが、栽培しやすいので世界に広まってます。強い香りから肉との炒め物に使われることが多いです。

この他にも書ききれないほど沢山ありました。ハーブ素人の私からすると、どれをハーブって区別できない部分もありますが、そこら辺りに生えている草がハーブって言われている物になるんだと思ったりする。実際、昭和記念公園のハーブ園を見たときも「雑草じゃない?」と思いましたしね。ただ、それらには人体に影響を及ぼすものも沢山あるので、取り扱いには注意が必要だということも分かりました。

 タイのハーブティー

タイでは食用で多くのハーブが使われてきましたので、ハーブティーも多くの種類が揃うことで、一部の人には「ハーブ天国」とまで言われています。ハーブティーは様々なハーブを組み合わせることによって、作り出すことができます。沢山種類のある中で、今回買ったハーブティーのお店にいくつかありましたので、気になった商品抜粋して紹介します。

バタフライピー 画像:http://www.cafeglobe.com/ さとう葉
バタフライピー 画像:http://www.cafeglobe.com/ さとう葉

・バタフライピー
タイではアンチャンと呼ばれ、古くから多目的に使われているマメ科の植物。水出しで青色に染まったお茶が出ます。そのお茶にライムやレモンを入れると、アントシニアニン色素が酸に反応して紫色に変わります。これ私もやってみましたが、綺麗な紫色になりました。目に良い、体に優しいハーブティー。

・ベールフルーツ
タイではマトゥームと呼ばれるミカン科の果物。タイでは輪切りにスライスして乾燥させた後に熱湯で煮出し砂糖を加えたものを冷やして飲むのが一般的。ベール木はインド・ヒマラヤ地域では心身に良い効果をもたらすものとして4000年以上前から栽培されています。疲れた体と心が穏やかに緩むようなハーブティー。

その他、クリサンセマム、クールミント、ジンジャー、レモングラス、パンダーナス、ローゼル、カモミールなどタイ北部チェンマイを中心としたハーブを利用したティーになります。
こちらのサイトでも購入できるです。私とは全く関係ないですが、よかったらどうぞ。
http://www.teahouse-chiangmai.com/

あそこまで綺麗な青色が出るバタフライピーは面白かったな。飲んでみたら「普通のお茶」と思ったので、サイダーのような変な着色料や添加物の味はしないし、あの色なのに味がないことに感動すら覚えました。お店とかで出したりしたら面白いと思いますよ。

マッサージのハーブ

最後に、タイでハーブは食用だけでなくマッサージなどでも使われます。有名なのがハーブボール。このハーブボールについて少し調べてみました。

使われるハーブは、基本は以下の三つになります。

・スパイシーテイストハーブ(筋肉をリラックス、血行良好)
ガオプライ(生姜系)、ガオカミンチャン(秋ウコンの球根)、ガオカミンオイ(夏ウコンの球根)、ガオカー(ナンキョウの球根)
・アロマテイストハーブ(精神安定、気分リラックス)
タクライバーン(レモングラスの葉・茎)、バイユーカリスタ(ユーカリの葉)、ポンカラブーン(樟脳)、ポンピムセーン(龍脳)
・サワーテイストハーブ(皮膚の汚れとり)
バイソムポイ(アカシアの葉)、バイマカーム(タマリンドの葉)、バイマクルート(コブミカンの葉)、ピウマクルート(コブミカンの皮)

ハーブそれぞれに効能がありますが、割愛させてもらいます。興味ある方は参照サイトをご覧下さい。
参照サイト:タイハーブとタイの伝統医学

私もハーブボール受けたことありますが、じんわりと身体の芯に伝わってくる感じで、とてもリラックスできました。

ハーブって奥が深すぎる。。そこら辺りに生えてたものを「食べれる?」と思って食したのがきっかけがどうか定かでありませんが、今では栽培をしてまで食べたり、薬として使ったりと生活に切っては切れない存在になっている。
ハーブを知るともっと心が豊かになり身体も健康になりそう。これから、注目していきたいと思います。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
タイの食べ物って添加物や着色料入れているってイメージありましたが、オーガニックなものが多いのに驚きました。いくつかオーガニックレストランもあるようなので、近いうちに調べてみようかと。おっさんもようやく健康か気になりはじめましたのでね。

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