日本ん政府観光局によると、2016年8月に日本を訪れた外国人は、204万9200人で前年同月比で12.8%増であった。そのうちタイ人は3万4700人の10.9%増となり、東南アジアで一番多くなっています。やはり、儲けたいならタイ人向けにインバンドビジネスをやった方がよいですな。「商売を膨らませたいなら、これからはタイ人マーケットがおすすめ」
さて、今日はタイにおける犯罪について書こうかと思います。つい先日、バンコクの大手旅行会社OAトランスポートが中国人相手に組んだ「ゼロドルツアー」なるもので、旅行業法の違反容疑で、会長と取締役が逮捕されました。また、その逮捕に先立ち、タイ資金洗浄取締局により、バス2000台(約90億バーツ)と銀行預金42億バーツが差し押さえられました。
以前は日本人被害もあった似たような手口で、中国人相手に暴利をあげたいたようです。まだまだ、タイにはこのような犯罪があるんだなと思いつつ、私も似たような経験をしたことがあるので、海外旅行初心者の為に注意点をまとめてみます。ベテランさんはスルーして下さい。
ゼロドルツアーの手口
旅行業法などの違反容疑になったゼロドルツアーなるのもは、中国の旅行会社と組んだ中国人向けツアーになります。タイでの宿泊費、食費、ツアー費用は全て無料になりますが、その代わりにツアー参加者をタイ滞在中に宝石店、皮革製品店、絹製品店などに連れて行き、高値で商品を買わせるといったもの。まさに、中国人の爆買を利用した形になります。
よく、格安ツアーなどで免税店などに連れて行かれるのはありますが、このツアーはそのような免税店のみならず、旅行会社を組んだショップに連れて行くのが、前提になっていたのだと思われます。ツアー参加者はタイへ買い物をしに行こうと思って、連れて行かれたところで買ってみたら、市場にある物と比べるとかなりの高値だったけど、旅行代金がタダだから仕方ないかと諦める流れかなと。
きっと、日本で10万円する電気炊飯器を10個買うような感覚で、タイで粗悪な宝石をたくさん買ったんでしょうね。かなり儲かりそうです。
また、逮捕前に差押があったことをみると、旅行業法の違反より資金洗浄の方がメインだったんじゃないかとも思われます。
日本人も被害にあっています
最近の在タイ日本国大使館からの犯罪報告ではありませんが、以前に似たようなケースで日本人も被害にあったそうです。
「今日はお寺が休みだから、別の観光スポットに連れて行く」と声を掛けられトゥクトゥクに乗せられる。観光案内の後に、「この近くに良いお店があるから」と宝石店やスーツの仕立て店に連れて行かれ、強く勧められ、断ることができずに購入してしまったものが高価で粗悪品だった。
恩を売って、その思いに漬け込んで売る。まぁ、常套手段ではありますが、最初の誘いにのってしまったのが間違いですね。ちなみに、これは王宮付近や有名寺院付近で起きたそうです。私も、この手のトゥクトゥク運転手に声かけられたこと何度もあります。
私が連れて行かされたショップ
タイでは一度だけ、似たようなお店に連れて行かされたことがあります。それは、現地で手配したバンコク寺院めぐりのツアーに参加した時に、免税店、宝石店に連れて行かされました。客は私たちツアー一行のみで、バスも一台しか停れないような小さな駐車場で、着いたと同時に営業が始まるような感じでした。明らかに手配会社と組んでいるのが分かる粗悪なショップで、宝石やらシルクやらが多く置いてました。ただ、私たち一行は全く購入意思がなかったので、意外と早めに開放されたのを覚えています。
万が一、この手のショップに連れて行かされた時、私からのアドバイスは購入の意思を全く示さないのが良いと思います。または、今日は買わないと言って突っぱねる。まぁ、理由を聞かれたら、「今は荷物になるから最終日に買う予定」とか「友達と買いにいく予定」とか何でも良いと思います。にこやかに断りましょう。
旅行代理店と、このようなショップは組んでいることが多く、ハワイとか韓国のパックツアーには、必ず免税店のようなショップに立ち寄るのと根本は同じかと思います。そして、そこで販売しているものは、街に出たらもっとクオリティが良く安いものが手に入ることも。
今回のゼロドルツアーでは、かなり粗悪なものだったのかと思います。だって、旅費などがタダになっても利益がでるものを売っているっていうことですから。タダでタイに行けるのは嬉しいけど、そんなお店ばっかり廻ってたら楽しめないよな。やっぱり、ちゃんとしたツアーを選んだほうが良いと思いますね。
~thaiuniおっさんのつぶやき~
ハワイ早朝到着後の免税店周りは辛いですよね。。できたらアーリーチェックインしたいと思う。韓国到着後の免税店周りも面倒だった、お土産は到着して直ぐに買わないって!買う人もいるから成り立つんでしょうけど。。
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