タイのニュースをチェックしていると、読者投稿の「在タイ邦人がゴルフ場でカード盗難被害、警察たらい回しに」が目にとまりました。タイの警察に関して、知り合いのタイ人からは良い話を聞いたことがありません。先月のニュースでも「バンコクのマンションで警官逮捕、覚醒剤28キロ押収」とありました。
今回、被害にあわれた在タイ邦人の方は、タイ警察の対応に憤りを感じて、もしかしたら無駄だと分かりながらも投稿したのだと思います。その思いを応援したいと思うので、ブログでも簡単な経緯を紹介しようかなと。きっと、警察の対応は変わらないでしょうが、これからはタイへ行った邦人が被害に合わないよう願いたいです。まずは、今回のカード盗難と警察のやりとりの経緯から。
バンコクのカード盗難被害の経緯
在タイ邦人の方が投稿した内容を要約すると。
2016年10月16日
バンコク「スワンナプーム・ゴルフ・アンド・カントリークラブ（旧プレジデント・カントリークラブ）」でプレー、その時にカードを抜き取られたとは気づかず、数日後にカード会社から連絡が入り、気づく。
2016年10月28日
英語通訳常勤のルンピニ警察へ被害届けを出したくて行くも、所轄へ行けと言われ所轄は自分で調べろと。
その後いくつかの署を回り、ゴルフ場近くのスウィッタウォン警察署へ行くが、被害届はゴルフ場所轄かカード不正利用された所轄かでもめて、被害届けを出せずに5時になり帰ることに。
2016年10月29日
邦人居住地の所轄へ再度行ったが「カード利用所轄毎に行け」と言われるが、前日までの経緯を伝え、ようやく被害届けを提出できることに。
2016年10月31日
警察での捜査会議に呼ばれ、2時間以上かかる。
現在
防犯カメラで犯人は割り出したが、早期逮捕を約束するも犯人は捕まらず。
カード被害は4～50万円のようで、その利用は食事と買い物だったそうです。このようなゴルフ場でのピッキング被害は多いようで、犯人の多くはロッカーを開けたままにするケースが多く、ゴルフプレーが終わった後にロッカーが空いていたら、財布をチェックする必要があると。
かなり要約してますので、詳しくはこちらのサイトになります。
参照：http://www.newsclip.be/article/2017/03/08/32363.html
今回の被害者は、普段は使わないカードだったので気づくのが遅かったそうです。私も使わないカードが数枚ありますので、注意しなきゃと思いました。カード整理しようかなとも思いましたね。
タイ警察がなかなか動かない理由
このようにマスコミなどで訴えれば警察が積極的に動く、とは思えないのがタイ。理由は明解で、ピッキングなどよりもっと早期解決が必要な重犯罪が頻繁に起こっているから。「犯罪に大きも小さいもない」と思いたいところですが、何事も優先順位があります。
タイの犯罪ニュースを見てる方はご存知だと思いますが、殺人、拳銃、麻薬などの犯罪が頻繁の発生しています。中には警官絡みの事件まで。タイ警察を擁護する訳ではないですが、日本警察とは比にならないほどの重犯罪が、頻繁に発生しているのがタイ。
日本と同じ感覚でタイ警察が動いてくれると思わない方が良いでしょう。上からの指示は、重犯罪が優先されることになるかと。中には踊る大捜査線の織田裕二みたいな警官もいるかもしれませんが、日本よりタイの方が少ないと思います。
やはり自分で守ることが重要
今回のカード被害で考えるべきことは、ゴルフ場の安全管理だと思う。被害者がゴルフ場に掛け合ったか？どうかは投稿内にはありませんでしたが、私ならゴルフ場へ行き経緯を伝え警察を呼んでもらいます。きっと、ゴルフ場は何もしてくれないでしょうが、警察の対応の悪さと同時に、ゴルフ場の対応や安全管理の無さを伝えていきたい。
ゴルフ場では、盗難等の被害に合わないように利用者に貴重品を持ち歩くよう伝えたり、貴重品ボックスを用意したり等の再犯を防ぐ努力をして欲しい。もし、このような対応をしてくれないなら二度と利用しないし、誰にも勧めなくなるでしょう。
そして、やはり貴重品は身に持っておくべきだと。少し前ですが、日本のゴルフ場でも貴重品ボックス盗難事件がありまし、タイのホテルではセキュリーボックス盗難もありました。何処かに預けることは盗難の可能性があるということ。それは預けた本人の責任でもあるかと。
自分の物は自分で守る。タイでも日本でも基本的なこと。
少なくともゴルフ場のロッカーのような鍵では簡単に開けられます。貴重品管理は十分に注意をしたいところですね。
～thaiuniおっさんのつぶやき～
私はタイではスリ被害、中国ではピッキング被害にあいました。この時って、心のどこかで油断をしていたと思う。きっと犯罪者って、そういうのが分かるんでしょうね。
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