日銀マイナス金利なんかよりタイの消費根性?を真似よう

タイのこと
欲しいものは買わないとね! 画像:youtube

日銀のマイナス金利据え置きの施策に対して、経済学者などが様々な意見を述べています。みんな日本の景気を良くしようと思っての考えで、発言していると思うので、私も日本の経済を良くする為に、意見を述べようかと思います(半分冗談です)。
私が考える日本経済を良くする方法は、「タイ人の消費根性を真似よう!」です。
タイ商業会議所大学が実施(2016/9/1~9/12)したアンケートによると、「借金がある」と回答したのは全体の85.7%で平均額は29万8000バーツだったそうです。2010年の調査では、56.6%で平均額は15万1433バーツでした。ここ6年で、借金下人が約30%増え、その額も倍近くになっています。タンス貯金やらでお金を使わない日本人と、ここ6年でほとんどの人が借金をするようになったタイ人とで、消費根性を比較してみました。

欲しいものは買わないとね! 画像:youtube
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タイと日本の世帯収入を比較

※タイのデータはタイ商業会議所大学調べになります。
※日本のデータは厚生労働省の平成27年度版「国民生活基礎調査の概況」になります。
※タイデータは2016年9月レートにて円換算してます。

まずは、アンケートによるタイの世帯収入の比率から

4万4117~8万7600円14.5%
8万7601~14万6000円43.7%
14万6001円以上39.4%

どこで平均をとるか難しいところですが、ちょうど真ん中辺りの5万バーツ辺りをとって、平均を14万6000円と仮定します。そして日本の世帯平均所得(年所得542万円を12で割りました)と比較してみると。

タイ14万6000円
日本45万1666円

データの取り方が同じでないので、あくまでも参考値としての結果ですが、約3倍の違いになりました。
タイの世帯収入で借金の平均が約88万円になりますので、月収の5~6ヶ月分の借金をしていることになります。その借金の理由は、「生活費20.7%」「自動車の購入16%」「住居の購入9.2%」だったそうです。日本ではシェアカーなるものが流行っているようですが、タイでは借金をして購入してます。日本も少し前は同じだったような気がします。

世帯収入からプリウスの価格を見てみると

そこで、世帯収入と借金理由の16%を占めた車の価格で比べてみると。

プリウス価格世帯収入プリウス/世帯
タイ3,462,712円14,6000円23.7倍
日本2,429,018円45,1666円5.3倍

以前のブログ「タイに車を輸入するには、ものすごい税金がかかります。」で、プリウスの価格を物価で比較して3倍と書きましたが、世帯平均収入を14万6000円(5万バーツ)とすると、タイにおけるプリウスを日本の価格に置き換えてみると、1200万円以上になります。1200万円する車を買うには、一般庶民は借金するしかないですわな。

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タイ人は根性あります

調査によると10人に8人が借金をしているタイですが、「家計のやりくりに困ったことがある」と回答したのが81.3%だったそうです。つまり、かなり無計画に借金をしている人が多いと思われます。バブル時のように収入がガンガン上がる予定だから購入するとは違うような気がする。タイでは、なんとなく購入できそうだから、あまり考えずに借金をしている人が多いんじゃないかと(これは、あくまでも私見になります)。

でも、借金とかお金の問題は、「何とかなる」で適当にするのではなく、「何とかする」という意思に変わったら、何でもできるような気もします。借金をするのをお勧めする訳ではありませんが、少しお金があったら、欲しいものを買っちゃう勢いは大切ではないでしょうか。私の周りにも、万が一の為にとっておきたいと言って、貯金が趣味になりつつある人がいます。貯金が悪いとは言いませんが、日本経済の為に、半分ぐらい使っても良いんじゃない?と思うわけです。

タイ人のように、「何とかなる」って消費をすることが、日本経済が良くなる一歩かと思うんです。あくまでも私の考えなので、違うとかの突っ込みはご勘弁下さい。笑

~thaiuniおっさんのつぶやき~
やっぱりお金がまわらないと経済は良くならないですよね。タンス貯金って自分しか信じられないってことにつながると思うので、信用できる運用会社が出てくることを願いします。

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