国際物理オリンピック。タイは金2銀3、日本は金3銀1銅1、韓国は・・

タイのこと
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国際物理オリンピック。タイは金2銀3だったよ

第47回国際物理オリンピックがスイスとリヒテンシュタインにて、7/11~7/17で開かれていました。タイから参加した高校生は金メダル2個、銀メダル3個と好成績を獲得、日本から参加した高校生も金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル1個と大健闘をしました。そして、隣国である韓国、中国、台湾は日本より好成績を残しました。
そもそも、文化系である私にとって「物理」って湯川教授?とくらいしか思いつかない。つまり、天才の集まりみたいな。それも国際オリンピックとかつくと、世界のどんな秀才が参加するんだろうと興味が湧き、調べてみました。日本から参加した高校生の高校偏差値は半端なかった。

国際物理オリンピックとは

IPhO(International Physics Olympiad)とは、高校生を対象とした物理学の理論問題と実験問題のコンテストである。wikiより

国際物理オリンピックには各国5人の選手が出場して競う大会になります。日本の選考は、全国物理コンテスト物理チャレンジにおいて代表選手が選考されているそうです。

このオリンピックは1916年にハンガリーで行われたのが最初とされており、1967年にポーランドで第一回国際物理オリンピックが開始されたそうです。当初は東欧諸国のみの参加だったようです。日本が最初に参加したは2006年シンガポール大会からで、毎年メダリストを出しています。昨年2015年の大会において、日本は金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル2個でしたので、今年は金メダルの数が2個増えたことになります。

2016年国際物理オリンピックの結果(日本、タイ、中国、韓国、台湾)

日本の高校生が好成績を残した国際物理オリンピックの各国高校生の結果を整理してみました。
参照:IPhO2016全体成績
http://www.ipho2016.org/webcontent/downloads/final_ranking.pdf

合計点
日本311190.7
タイ230193.5
中国500231.3
韓国500225.8
台湾500211.6

日本の隣国である、韓国、中国、台湾が参加者全員が金メダル。個人成績の1位中国、2位韓国、3位中国の高校生になってます。凄すぎる。
金メダルの数は日本ほうが多いが、5人合計点ではタイの方が上。タイの頭の良さがわかる結果になりました。

ちなみに、各メダルの振り分けは以下になります。
金メダル:参加者全体のトップ8%
銀メダル:参加者全体のトップ25%
銅メダル:参加者全体のトップ50%

今回は84ヵ国・地域の398名が参加したので、金メダルはトップ1-47位までの高校生に与えられました。世界のトップ47に日本が3名、タイが2名ってのも凄いかと。

どのレベルの高校の生徒なのか?

参加した5名が抜群に頭良いのは分かるのですが、タイの高校生もこんなに頭良いとは。どのあたりの高校なのかデータが見つからなかったので、日本の参加高校生の出身校の偏差値はどうなのか?を調べてみました。日本との点数が差が1.8なので、まぁ近いと思って良いかと。

順位在籍高校偏差値
8位東大寺学園高等学校(奈良県)72
22位大阪星光学院高等学校(大阪府)73
42位筑波大学附属駒場高等学校(東京都)78
94位灘高等学校(兵庫県)78
135位洛星高等学校(京都府)73

※順位は高校生個人のものになります。
※高校偏差値は「高校生偏差値ナビ」を参照。

ある程度、結果は分かってましたが、偏差値70以上がずらーり。まさに天才くんですな。彼らの合計点を上回ったタイの高校生も天才くんということになりますね。

大人がしてあげれること

今回の結果で、参加者全員が金メダルの韓国ネットユーザーのコメントには、

「素晴らしい。韓国の未来を支えてほしい」
「そのまま熱心に勉強を続けたら、ノーベル物理学賞受賞も夢じゃない」

と喜ぶコメントが多い中に、

「韓国政府は彼らのような人材に対する支援を惜しまないでほしい」
「韓国の詰め込み教育の勝利。現実はノーベル賞ゼロ」
「韓国では医者以外はひどい扱いを受ける。早いうちに研究者になる夢をあきらめ、町医者として生きた方が幸せになれる」

このよう国の教育に関する意見も多く出たようです。

国として何をしてあげれるかを考えて、これから支えてくれる若者を育てることが重要になるんだと思います。タイの学生が全員受賞したのも、国として援助をしているからだと思われます。

今回入賞した高校生で42位は2年生、94位は1年生になります。彼らは来年も出場できるかは、次回の全国物理コンテスト物理チャレンジ次第になるのかな。来年は更に上を目指して頑張って欲しい。そして、彼らのような天才が活躍できる場所を、私たち大人が作ってあげなければですね。私も微力ながら、お役に立てるよう頑張らなきゃだな。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
タイの教育って凄いのかも。地方では働くために高校に行かず働く若者が多いと聞くが、もう一方では世界トップクラスの秀才も多くいる。タイの底力をみた感じがします。

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