タイへの中古機械輸出についてを調べてみた。

タイの法律

日曜夜9時からやっている「下町ロケット」をみると、メイドインジャパン製品は世界に誇れるんだなとつくづく思います。このドラマは累計部数130万部を超えた池井戸潤原作のエンターテインメントが元になっているが、夢と技術に関する日本人のこだわりがはっきりと出ている作品だと思います。池井戸潤さんですと「ルーズヴェルトゲーム」も面白かったですね。

そんな日本の物づくりのドラマをみていると、今では現地で日本の技術で様々な物が作られているが、もっと多くの日本の製品をタイに輸出できないものだろうか?と、ふと思いタイへの輸出について調べてみました。今回は中古機械を輸出するケースで調べました。

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1.輸入管理法
タイでは国内産業保護や外貨流出防止の為に商務省外国貿易局が輸出入管理法に基づき輸入規制を行っています。
○輸入禁止品目
・ゲーム機
・CFC(クロロフルオロカーボン )使用の冷蔵庫
・モーターバイクの中古エンジン、部品およびその備品
・中古タイヤ
○輸入許可必要品目
・中古車
・中古二輪車
・中古輸送用自動車(30人以上)
・中古ディーゼルエンジン
・違法コピー品製造用機械
・凹版印刷およびカラーコピー機
・チェーンソー

オゾン層破壊をするCFCや中古タイヤがダメなのはわかるが、ゲーム機もダメとは知らなかった。とはいえ、今はスマホでゲームができるから関係ないだろうし、元々はカジノ系につながるからではないかと予測します。ギャンブルがダメな国ですから。法律でしっかり明記されているんですね。

中古車は許可が必要になるそうです。ただ、トヨタやホンダなどが現地工場で生産をしてますので、わざわざ日本から中古車を持っていくことはないのかな。例えば86レビンとか欲しい人がいるときは許可が必要なんでしょうね。 良い車ですもんね、あれ。それとチェーン層とは・笑

その他、2003年の「仏暦二五四六年・中古電子・電気機械器具にかかわる輸入基準に関する工業局告知」で、製造日から3 年以上(コピー機は5年以上)経った中古電子・電気機器の販売・再利用目的の輸入は禁止されています。主な家電製品を調べてみたところ。
テレビ受像機、ラジオ受信機、ビデオ再生機、DVD再生機、VCD再生機、録音テープ再生機、空調機、洗濯機、電気炊飯器、衣料蒸し機、電気湯沸かし機、電子レンジ、電気オーブン、電話機、ファクシミリ、テレグラフ受発信、計算機、電子タイプライター、複写機、携帯電話、PC、モニター、プランター、スキャナー、扇風機、水冷機、ドライヤー、アイロン、盗難防止信号機、冷機用コンプレッサー。
また、それらの部品とかも輸入が規制されていました。家電はほとんどと解釈して良さそうです。

確かに、タイに行くと自国ブランド家電が沢山ありますし、わざわざ古い中古家電をタイに置く必要は全くないかもしれません。
リサイクルショップにある家電をタイに輸出しようと思ったら、ほとんどの物が輸出禁止で新しい物は手続きが必要ってことになります。リサイクルショップで古い家電を見かけますが、日本人も買わないだろうからゴミにしかならないんだろうな。。

中古品を輸出するって意外と面倒だったということがわかりました。これに関税などを考えると、輸出って大変なん作業だなとつくづく。
どうせ輸出するなら日本が誇る技術を駆使したものを輸出してみたいものです。

あっ、それと、輸出先企業によっても違うみたいなのでおきをつけ下さい。BOI(タイ投資委員会)特典を得ている企業が相手の場合は「船積前検査証明書」や製造日年月日の制約などもあります。詳しくはジェトロに聞いてみると良いと思います。


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