タイのお酒規制についての法律。広告は注意しないとね。

タイの法律

タイのお酒規制については何度か書いてきました。禁酒日があったり「2017年タイの禁酒日と祝日祭日【修正有】」、購入できる時間帯が制限されてたりなど。日本では普通に購入できるお酒が、購入できないのがタイです。

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タイのお酒規制についての法律

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今年8月、イギリスタブロイド紙「デイリーメール」によると、バンコクから北にあるサラブリ県で「不適切な服装で、アルコール飲料の宣伝をした」という理由で、セクシーなメイド服を着た女性が逮捕されたとありました。これは、2008年に施行された「アルコール規制法」によるもので、タイではアルコール飲料の宣伝広告に厳しい規制ががかけらてます。

本日は、タイにおけるお酒の広告規制について書こうと思います。2015年には日本料理店が、ビールジョッキの写真入りメニューは入ってたという理由で、裁判所から46万バーツ(約138万円)の罰金命令があったなんてこともありましたからね。

タイでお酒を購入できる時間帯

まずは、旅行客に一番影響がありそうなビールやお酒が購入できる時間帯についてのおさらい。

・11時~14時
・17時~0時

そして、お酒を全く購入できない「禁酒日」もあります。仏教関連や選挙などになります。この日はバーとかも閉店になることが多いです。「2017年タイの禁酒日と祝日祭日【修正有】

また、2012年には「公共バスでの飲酒禁止令」が施行されました。日本でもバス乗りながら飲むなんて少ないと思いますが、缶ビール片手にバスに乗ることはできません。普通の人ならやらないと思うけど、くれぐれもご注意下さい。

タイでのお酒(アルコール)規制法

タイでは飲酒に関する主な法律は、2008年に施行された「アルコール規制法」と2010年に施行された「アルコール飲料の広告または広報のためのロゴマーク表示の原則および要件を定める総理府令」です。販売から広告に関することがまとめられています。

それぞれのポイントをピックアップすると。

アルコール規制法(販売方法)

・自動販売機の使用禁止
・移動販売の禁止
・アルコール飲料の購入者やラベル等資材などへの特典禁止
・無料サンプル提供の禁止
・アルコール飲料を飲むように誘導することの禁止
など

タイでよくある、1つ購入したらもう1つサービスというのはダメ。もちろん、1ダース購入したらグラスプレゼントなんてのダメになります。そして、日本ではドンキで安く買えたりするが、タイでは単純な割引もできません。

私が一番気になるのは、「飲み放題」がダメということ。私は宴会をセッティングする時は飲み放題が前提で探しますが、タイでは探すことができない。まぁ、探せばあるでしょうが、法律違反だということは知っておきたいところ。

アルコール規制法(広告方法)

・飲酒に誘導するようアルコール飲料の名称や商標を宣伝に使用してはならない
・法令に従いアルコール飲料のシンボルは使用ができる
・違反した者は、1年以下の禁固、または50万バーツ以下の罰金、もしくは併科

つまり、商品そのものの画像(泡が綺麗にはいったビール画像やキンキンに冷えた画像)は使えません。ただし、商品の特徴を表す写真はOKとのこと・・これって宣伝難しいですよね。かなり厳しい制限下で広告戦略をしているのが伺えます。
どちらにしても、「飲むほどにドライ、辛口。生」とか「ガツン!とくる。それがビール。キリンラガービール。」なんでキャッチが使えないということですね。

ここで注目したいのが、宣伝自体は禁止されていないこと。ロゴなどは宣伝に使用することができます。シンハーやチャーンのロゴがイメージしやすいのは、これらのロゴが多く使われているからなのかもしれません。

また、国外での広告は適用外になります。タイのアルコール飲料企業が、積極的にプレミアリーグ(マンチェスターユナイテッド、チェルシー、エバートンなど)やリーガエスパニョーラ(FCバルセロナ、レアルマドリードなど)のスポンサーとして参入している理由の1つだと思います。

タイでのSNSアルコール広告規制

2年ほど前、チャーンビールによるステマが話題になりました。それは、ほぼ同時期に芸能人がチャーンビールが写った写真と共にSNSに投稿されたというもの。これに対して、競合であるシンハービールが強く非難する文面を投稿し、警察が事情聴取に乗り出しました。

もちろん、チャーンビールは事実がないと否定しましたが、事情聴取を受けた芸能人が知人の依頼に基づきチャーンビール普及拡大目的に写真を投稿したことを認めました。しかし、報酬は受け取ってないとのこと。

法律によれば「いかなる者もアルコール飲料の摂取を促すような宣伝、銘柄名・ロゴの提示を直接的又は間接的に行ってはならない。」また、「直接的間接的に人々を飲酒に誘導したりするようなアルコール飲料の名称や商標を宣伝や展示に使用してはならない」とあります。

この件に関し、警察大将は「一般人も同じく、ソーシャルメディアに投稿したものを罰則する」とコメントしましたが、あくまでも私見であるとされ、報酬を受け取ってないから宣伝にはならないというのが大方の意見。まぁ力が作用しているとは思いますが。。

参照:http://yindeed.asia/alcohol-ad-thai/2

どちらにしても、タイにおいてSNSでアルコール写真を投稿する際は注意をした方が良さそうです。突然、罰則なんてことにならないようにね。

これから、タイで飲食業を考えている方はご注意下さいませ。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
ビールはキンキンに冷えたグラスに綺麗な泡があるのが一番インパクトあると思う。それが使えないって致命的だと思うが、それでも売れてるのって凄いと思う。

だいぶ安くなったね!これあると楽しいよ。

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