外国人がタイで働けない39種の業務。

タイの法律
画像:http://chiangrai.blog.jp/

一昨日のニュースに「タイ労働省は、外国人の不法就労に対する罰則を強化した外国人就労管理法が23日に施行されたと発表」とありました。今回の罰則強化内容は、外国人を許可なく雇用した場合の雇用主への罰金が40~80万バーツ、就労した外国人労働者へは2000~1万バーツの罰金と5年以下の禁固刑になります。なかなかの罰則だなと思いつつ、日本も外国人の就労規制が多くあるので、普通のことだなぁと思ったり。
そこでふと、私のような日本人(外国人)がタイで就労許可さえ取れない業種があったことを思い出しました。本日は、その業種を紹介します。

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タイで外国人就労禁止となる39職業

1979年王国政令による外国人就労禁止となる39種の職業は以下になります。(一部抜粋)
法令全文(日本語訳)は以下を参照下さい。
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H28FY/000796.pdf

・肉体労働者としての業務(漁船内はこの限りでない)
・農業、牧畜業、林業、もしくは漁業に係わる業務(一部除外)
・煉瓦積建築、木造大工、もしくはその他建築に係わる業務
・木造彫刻に係わる業務
・動力機器の運転に係わる業務、または機械もしくは装置を利用しない交通用具の運転に係わる業務(航空機操縦はこの限りでない)
・店頭における商品販売
・競売に係わる業務
・会計管理、会計監査もしく経理面での役務提供に係わる業務(一部除外)
・ダイヤモンドもしくは希少鉱石の切削もしくは研磨に係わる業務
・散髪、パーマネントもしくは美容に係わる業務
・手織りに係わる業務
・ゴザ、ムシロ織りに係わる業務、パピルス草、籘、ジュート、藁、もしくは竹紙の細工に係わる業務
・マルベリー紙の手漉きに係る業務
・漆器の製作に係わる業務
・タイの伝統楽器製作に係わる業務
・黒金細工に係わる業務
・金細工、銀細工もしくは貴金属合金細工に係わる業務
・青銅細工に係わる業務
・タイ伝統人形制作に係わる業務
・寝具、掛布団の制作に係わる業務
・托鉢に使用する鉢の製作に係る業務
・木材を原料とする手工業品の製作に係わる業務
・仏像の制作に係わる業務
・刃物製作に係わる業務
・紙傘もしくは布傘の製作に係わる業務
・靴の製作に係わる業務
・帽子の製作に係わる業務
・仲介業に係わる業務もしくは代理業に係わる業務
・エンジニアリングを専門職とする中の土木技術分野で、設計および積算、システム構築、分析、試験実施、建設管理もしくは提言に係る業務(特殊専門性利用は含まれない)
・建築を専門職とする分野において、設計、設計図作成、価格見積、施工管理もしくは提言に係る業務
・装飾品意匠に係る業務
・土器もしくは陶器製作に係る業務
・紙巻煙草の紙巻に係る業務
・ガイドもしくは観光手配に係る業務
・商品の行商に係る業務
・手仕事で行うタイ文字の活版に係る業務
・手仕事で行う蚕の繭の糸取りに係る業務
・一般事務職員に係る業務もしくは秘書業務に係る業務
・法律面での役務提供もしくは訴訟に係る業務

うーん、細かいのか?多いのか?分からない。が、日本人が行っている会社があるような。いろいろ法の抜け道がありそう。

外国人が就労できない職種(日本の場合)

これに対して、日本の法律「不労就労助長罪」の罰則は、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金。

それと、タイのように就労禁止職種一覧のようなものがないか、行政機関に問合わせみた。そうしたら、お上恒例のたらい回しを喰らいながら(東京労働局⇒新宿ハローワーク⇒東京都外国人雇用サービスセンター)、聞けた答えは。

在留資格に当てはらない全て。だそうです。

在留資格については過去ブログを参照下さい。
日本のタイパブって人妻だらけ。就労可能な在留資格

当てはまらない全てってねぇ、日本って多くない??改めて、日本は外国人には狭き門であると思いました。

どちらにしても、タイも日本も働くには在留資格が必要。その前提があって就労できる職種があるので、まずは在留資格を取らないと始まらないことに変わりはありません。

【追記】
私の好きなタイ古式マッサージのセラピストも在留資格がないと働けない職業になります。
一緒に働いたセラピストの多くは、旦那さんと一緒に暮らしてましたが、ほぼ別れてるという方も何人かいました。
そのような状態でも、日本で働ける条件を満たすまでは別れないでいるようです。ほんと、強いなって思いました。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
行政のたらい回しはどうにかならないものか?最後に話した人も「知ってますよね?」みたいな口調で上から来るんだよな。。公務員は市民からの点数制にして給与決めたら良いのにと思う今日この頃。

必ず日本は、外国人雇用が必要な時代が来ると思う。

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