企業家精神ランキングでタイは3位、日本は最下位から見えること

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ニュースをチェックしてたら「日本人の「企業家精神」45カ国中最低」というのが目に止まった。これはアムウェイ本社が世界45カ国、男女50,861名を対象に実施した「アムウェイ・グローバル企業家精神調査レポート」の最新結果からなるもの。この調査で、1位ベトナム、2位インド、3位タイとなり、日本は最下位になりました。また、日本人の将来希望職の回答に「国家公務員、地方公務員」、「会社・企業の事務職」が人気となり、他の国と比べ「働きたくない」という回答が多かったそうです。
この結果だけみると日本ってヤバいと思うのですが、少し前にアメリカBAVコンサルティングとペンシルバニア大学ウォートンスクールによる「企業家精神ランキング」では、日本は2位でした。この2つの結果から日本の将来に何が起こるかを予測したいと思います。

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アムウェイ調査の「企業家精神ランキング」

少し注目したい国における、「アムウェイ・グローバル企業家精神調査レポート」の企業家精神度の計測によると。

指標地願望実行可能性安定
1位ベトナム8191%79%74%
2位インド8092%71%78%
3位タイ7787%67%76%
7位マレーシア7082%63%65%
12位アメリカ5661%61%47%
23位韓国5064%37%44%
39位ドイツ3431%32%40%
44位日本2642%13%24%

アムウェイ・グローバル企業家精神調査レポート

調査内容
「願望」・・起業は自分のキャリア形成にとって望ましい機会になる
「実行可能性」・・自分には起業に必要なスキルやリソースがある
「安定性」・・家族や友人により、起業を思いとどまることはない

これだけ見ると、日本人は起業する自信が無く家族や友人からの進言により意志がぐらつく。そして、他の結果では働きたくないという回答が目立ってます。つまり、日本人は腑抜けってことですかね。

と思いましたが、私の周りには起業家が沢山います。この調査結果だけでなく、他の調査結果をみたところ。

別の「企業家精神ランキング」

ブランド戦略を調査・研究する米BAVコンサルティングとペンシルバニア大学ウォートンスクールによる、世界4つの地域(米国、アジア、中東を含むヨーロッパ、アフリカ)、合計36ヶ国から2,1000人を対象にアンケートを実施調査によると。

1位ドイツ
2位日本
3位アメリカ

全く逆の結果!

こちらの企業家精神ランキングでアムウェイ調査との違いを見たところ、1つは海外とのコネクション、学識の高さ、企業家の数と労働力、才能の保持率、技術的エキスパートの数、ビジネスの透明性などで評価されたこと。もう1つはアンケート対象者のうち約12,000人はエリート層、約6,500人は企業で決定権のある層であること。

きっと、海外を対象に頑張っている日本人エリートの調査結果になるのかな。

今後は格差が生まれるのでは?

この2つの調査結果から、「これからの日本では格差が広がる」というのが見える気がします。アムウェイの結果では、多くの日本人は起業する意志がなく、働きたくない人が多い。ただし、後者の米調査結果からは起業するには素晴らしい条件が揃っており、それを活用できる日本人は多いとなります。

つまり、エリート層といわれる人には多くのチャンスがあり、それを掴むか掴まないかは自由ですが、掴んだ時の可能性は大きい。逆に、エリートでない人は「働きたくない」「起業したいけど・・」と動かない人となり、チャンスを掴めない人になる。

世界的に考えると優秀な日本人は多くいる。このチャンスを掴むか掴まないかによって、将来の結果が明確に分かれ、「ここがチャンス!起業」と考える人と考えない人とでは、10年後20年後が全く変わってくるということ。

これからも、日本では起業したくない人は多いと思う。それはそれで良いとして、起業する人の邪魔だけはしないで欲しい。「成功しないよ」とか「やめた方が良いよ」とかでマイナスをイメージさせないで、起業を応援するような友達であり、家族であって欲しいな。そうすると、日本がもっと元気になると思うんだよね。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
起業するには企業家精神の高い、ベトナムやタイの方と組むと面白いかも。やる気のある人と組むといろいろ発展しますからね。