ども!タイウニです。
本日は、タイと日本の語学力について。
何となくですが、日本人の語学力が低いのは感じてる方は多いんじゃないかと。
では、タイは?とういうことで、語学力について調べてみました。
英語力ばかり言われるが、外国人の日本語力ってどうなのよ。
まずは、英語力から。
今年もスウェーデンのエデュケーション・ファーストが成人の英語能力を指数化した2016年版のEF英語能力指数を発表しました。
昨年に引き続き、上位は相変わらずヨーロッパ勢が締め、1位オランダ、2位デンマーク、3位スウェーデンとなり、アジア勢最上位は6位のシンガポール。
その他のアジア諸国は、「英語力が標準的」の枠にマレーシア14位、フィリピン13位、インド22位、韓国27位、ベトナム31位などが入り、「英語力が低い」の枠に、日本35位、中国39位となりました。そして、タイは56位。
タイは去年の62位より上がってるけど、日本は去年より悪くなってんじゃん! 去年のブログ「日本の英語力は70国中30位だそうだ」
これは日本における英語教育システムを根本から考え直す必要があるのではないかと思ったりする。
全体的に下がるってねぇ、やり方が間違ってるとしか思えません。ちなみに、最新の英語力結果はこちらを「タイの英語力は日本より低い。それでも中学英語は通じるのか?」
ここで、ふと、英語力ばかり言われてるけど、私は日本人だから日本語力も必要じゃない?と。
日本語力が高いということは、日本が好きってことにもなるからね。
日本語力ってのを調べてみました。
日本語能力試験
そうすると、日本語能力を測定する組織がありました。
日本国内では日本国際教育支援協会なるものが実施をしており、海外では国際交流基金が各機関の協力を得て実施しているとのこと。
その目的は、「原則として日本語を母語としない人を対象に。日本語能力を測定し、認定することを」になるそうです。
1984年に7000人ほどの受験者でスタートし、2011年には全世界で約61万人が受ける世界最大級の日本語試験。
ちなみに、2014年は約59万人と少し減りましたが、2015年約65万人と増えました。※2019年は年間のべ101万人を記録
日本語能力試験はN1~N5の5段階に分かれており、言語知識、読解、聴解の三つで構成されてます。
回答はマークシート方式になるので、直接の会話力とかは含まれてません。それぞえれのレベルは以下になります。
N1・・・幅広い場面で使われる日本語を理解することができる
N2・・・日常的な場面で使われる日本の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる
N3・・・日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
N4・・・基本的な日本語を理解することできる
N5・・・基本的な日本語をある程度理解することができる
参照:http://www.jlpt.jp/index.html
いわゆる英語検定とかTOIECみたいなものなのかな。
ところで、この試験だと俺はどこだろう、、N2以上であってほしいと思うが、この手のテストって難しいんですよね。
受けてみたい気もするが、ちょっと怖い気もする。
世界各国の日本語力
では、実際に試験結果による日本語力を国ごとに知りたいと思い、調べたがありませんでした。
そこで、日本語能力試験を受けた過去の受験者の数で推測してみようかと思います。
日本語能力試験の国別受験者数ベスト5(地域別)
国 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 |
中国 | 251,301 | 215,287 | 198,486 | 187,841 |
台湾 | 57,816 | 58,837 | 60,585 | 65,675 |
韓国 | 84,241 | 68,197 | 62,703 | 56,289 |
ベトナム | 16,382 | 20,197 | 26,696 | 35,985 |
タイ | 13,200 | 16,782 | 16,800 | 19,386 |
※2018年は、中国229,158人、韓国80,962人、台湾76,785人、ベトナム69,843人、タイ26,630人となります。ベトナムの伸び率が目立ちます。
データに関しては地域で受けた受験者数になります。
中には中国でタイ人が受けたということもあるので、その点を加味して下さい。
2015年は第一回までの集計数字しかありませんでしたので、データには入れてません。
中国が多い人数受けているので、日本語力として高いとみてよいかもしれません。
ただし、中国、韓国は受験者数が年々減っており、2014年には韓国は台湾に抜かれています。
台湾、ベトナム、タイの受験者数が増えているので、日本語力がグングン上がっているんじゃないかと思います。
では、実際にレベルは?を5段階の高いレベルのN1とN2の受験者数でみると。
国 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 |
中国 | 216,263 | 181,059 | 166,648 | 158,032 |
86.0% | 84.1% | 83.9% | 84.1% | |
台湾 | 27,481 | 26,785 | 26,644 | 28,528 |
47.5% | 45.5% | 43.9% | 43.4% | |
韓国 | 58,305 | 46,629 | 42,915 | 38,628 |
69.2% | 68.3% | 68.4% | 68.6% | |
ベトナム | 5,602 | 6,986 | 7,835 | 9,345 |
34.1% | 34.5% | 29.3% | 25.9% | |
タイ | 3,351 | 4,455 | 4,248 | 4,829 |
25.3% | 26.5% | 25.2% | 24.9% |
※2018年は、中国185,204人、韓国49,052人、台湾33,929人、ベトナム19,161人、タイ6,378人となり、ここでもベトナムの増加が目立ちます。
※パーセンテージは受験者数における比率になります。
※小数点以下は切り捨て
参照サイト:http://www5a.biglobe.ne.jp/~t-koron/jlpt-data1.html
こちらの数字からだと、日本語能力レベルは隣国である中国、韓国が高いと推測できます。
まぁ、中国においては漢字との相性もあるでしょうし、隣である韓国とはいろいろありましたから。
ただし、その両国とも総受験者と高レベル試験受験者が年々減っています。
つまり、日本語への関心が薄まってきているのではないかと。
逆に、台湾、ベトナム、タイにおいては総受験者と高レベル試験受験者が年々増えています。
つまり、底辺(レベルが低い)も増えているので、日本語に興味をもっていると言えます。
きっと、日本と商売したいとか日本を知りたいって人が多いんじゃないかと。
再度になりますが、こちらの数字はあくまでも推測になります。
各国の平均点とか出てませんので、実際は合格率がめっちゃ低い国もあるかもしれません。
ただし、偏差値30の人が東大を受ける人が少ないように、試験には受験料が必要なので、むやみに高いレベルは受けないだろうと推測しています。
その上で、皆さんがご判断して頂ければと思います。
やっぱり、東南アジアでしょ
日本語を学びたいということは、少なからず日本に興味があるってことになるかと。
商売をするなら好まれている国とするのが一番じゃないかと思います。
やはり言語として英語は外せないとしても、英語の次に東南アジアの言語を勉強すべきなんじゃないかと思うんです。
特に親日である国の言語を覚えておけば、日本に対して好意をもっている人が多い訳ですから、話もスムースに進むことが多いと思います。
多分、日本語レベルが高くない国の言語が熱いんじゃないかと!特に台湾語、ベトナム語、タイ語。
今から英語勉強するなら、こちらの台湾語、ベトナム語、タイ語を勉強する方が良いかもしれませんね。
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~thaiuniおっさんのつぶやき~
中国、韓国のレベルが高いのに驚き。ベトナムの勉強熱心さにも関心しました。勉強は生活レベルによっても変わってきますので、東南アジア諸国の教育システムが更に良くなったら、日本語を勉強する子供が増えるんだろうなって思います。