ビザなしでタイ滞在延長方法

タイの法律

昨日のニュースで、「タイ在留邦人事情 絶えぬ「困窮邦人」」というのがありました。内容としては、アジアでの生活困窮をしている邦人が後を絶たないとのことで、見ぬに見かねたタイ人が大使館に連絡をして助けてあげている。この原因には様々ありますが、第一に挙げられるのが「無計画な行動で所持金を使い果たす」があるそうです。特に20代と60代の男性に集中しているらしく、少し前の長野建設業厚生年金基金の横領事件のように億あったとされる現金を3年以内で使い果たしたというのもありました。無計画に使い果たしてしまうタイの魅力は、タイ好きなら分からないこともないかと思います。そして、同じようにロングスタイをタイでしてみたい。そう思うひとも多いはず。そんな訳で、今日はビザなしでロングステイできる方法を調べてみました。

まずは基本知識、タイへは30日以内の滞在であればビザなしで大丈夫。いくつかのビザの種類がありますが、観光目的の30日以上滞在を希望の場合は観光ビザの申請が必要になります。観光ビザにはシングルエントリー、ダブルエントリー、トリプルエントリーとあり申請料はシングル4500円、ダブル9000円、トリプル1万3500円。ちなみに、留学ビザのシングル9000円、ダブル2万2000円。ビジネスビザのシングル6000円、マルチプル1万5000円。就労者家族ビザとタイ家族ビザと年金ビザはシングル9000円、マルチプル2万2000円。ロングスタイビザは2万2000円となってます。(2015年8月現在)

今回のビザなし滞在延長は、タイに2ヶ月間位滞在しようかなと考えている方に良いかと。申請方法はタイの入国管理局で延長手続きをすると30日の延長ができるそうです。これは観光ビザにも適用されるようで、観光ビザのダブルエントリーをすると、最長で180日間のタイ滞在が可能になります。ビザなしだと30日+30日の60日滞在が可能になるということです。少し前までは滞在延長には一旦隣国へ出る日帰りビザランをするのが多かったようですが、この方法なら近場で済ますことができ、かつ料金も1900バーツとお手頃。この入国管理局(イミグレーションオフィス)で職員に3000バーツ要求されたようなブログ記事もあったようですが、通常は1900バーツのみだそうです。その他、用意しておくものは、パスポート、顔写真一枚(4×6センチ)、パスポートコピー(顔写真のあるページとイミグレーションカードが挟んであるページ※入国した際のスタンプとデパーチャーずカード)、滞在先の分かる物(ホテルカードや名刺)、ボールペン。写真とコピーはイミグレーション近くにあるとのことなので、パスポートと1900バーツだけあれば何とかなりそうだが、何度もいくのは面倒だと思うので用意しておいた方が無難でしょうね。

申請したブログを読んでいると簡単に取れるようなことが書いてあるので、2ヶ月くらいのタイ滞在の時は利用してみたいと思います。ただし、ビザなしの滞在延長は一回のみのようで、3ヶ月以上滞在したい場合は、観光ビザを取るかビザランが必要になります。

ちなみに、オーバーステイには1日500Bの罰金が課せられます。罰金も上限が2万バーツまでなので、それを過ぎてオーバーステイすると「強制送還」や「禁固刑」になる可能性があり、次回の渡航ができないってことにもなりかねませんので、ご注意を。