ソンクランの時期がやってきました。タイ正月を祝う祭りは、別名「水かけ祭り」とも言われタイ全土で盛り上がります。私もソンクラン時期のパタヤに行ったことがあるのですが、それは凄まじい水の掛け合いがありました。中には水の掛け合いで不機嫌になる人もいたり、それなりの覚悟を持って祭りに参加しならないと思いました。
タイの犯罪一斉取り締まりの逮捕者数が多すぎる件
そんなソンクラン時期前にタイ警察が一斉取り締まりを行った発表をしました。その逮捕者数が半端なく多いこと。タイを知っておく上でも、一斉取り締まりの逮捕者数を知っておいて損はないかと。日本の検挙者数とも比較してみました。
ソンクラン前の一斉取り締まり逮捕者数
タイ警察により発表された内容は以下です。
銃数 | 覚醒剤 | 逮捕者 | |
中部9県 | 188丁 | 300万錠 | 535人 |
東部8県 | 150丁 | 12.6万錠 | 150人 |
東北下部8県 | 173丁 | 24万錠 | 3600人 |
東北上部11県 | 215丁 | 44万錠 | 2663人 |
合計すると、拳銃726丁、覚醒剤380.6万錠、逮捕者6948人。
先月ニュースの新横浜のビルで拳銃6丁と実弾数百発が見つかった事件は、日本で一度に6丁の拳銃がみつかるのは異例とされてました。ちなみに平成28年の日本における拳銃押収数は全部で341丁。
でも、タイでは正月前に一斉取り締まりやるよ(こんな言い方じゃないと思いますが)と言って、日本の倍以上の726丁が押収される。
また、覚醒剤380.6万錠って約639キロ(1錠0.168g換算)になり、平成17年に日本で押収された1068キロの半分以上になる。
そして、一番驚くのは逮捕者数が7000人近くということ。短期間で7000人が逮捕されるって凄くないですか?
日本の一斉取り締まりといって思い出すのが歳末飲酒運転取り締まり。昨年末12月1日から2日朝にかけて、194件の検挙18人の逮捕者があったと警察庁から発表がありましたが、その逮捕者を1ヶ月続けたとして30倍しても1/10にもならない。
単純に逮捕者数と検挙者数を比較対象にするのは違いますが、それにしても数が違いすぎる。
まして、拳銃や麻薬の逮捕者となると。
逮捕者数を比べてみる
少し古くなりますが、日本における検挙数(平成28年)は以下。
平成28年の日本における検挙数
銃刀法検挙 | 142人(年間) |
全薬物事犯検挙 | 13,841人(年間) |
参照:http://www.mhlw.go.jp/
参照:https://www.npa.go.jp/
合計すると13,983人となり、タイで犯罪一斉取り締まりをした短期間で日本の年間の半分近くが逮捕されました。
あくまでも私個人の見解ですが、これって世界的に見てタイの数字が悪いんじゃなく、日本の数字がかなり良いのだと思ってます。
タイに行って、比較的安全な国だなと思う方も多いと思いますが、日本と同じように安全って考えちゃダメということかなと。そのところを認識した上で、タイの楽しみたいものです。
だいぶ安くなったね!これあると楽しいよ。
~thaiuniおっさんのつぶやき~
不思議とタイでは麻薬の誘惑を受けたことがほとんどない私。これからも、このままでいってほしいです。