タイのニュースに、「わずか3年で日本への団体旅行客のタイ国内シェア1位と急成長しているTTNツアー社・・チェンマイのホテルに代理店150社が集まり、TNNツアー社が開発した日本のツアー先などの説明」というのがありました。記事元は、いつかお会いしたいなと思っている「そむちゃい吉田」さん。この記事を読んでいて、今後の日本におけるインバンドビジネスへの取り組みのヒントが隠れてるなぁと。
「日本への団体旅行タイ国内シェア1位」になった会社から学ぶ
本日は、このTNNツアー社を参考に、インバンドビジネスへの取り組み方について書こうと思います。インバンドビジネスに関しては、プロではないので「そのくらい知っているよ」とご指摘頂くかもしれませんが、ビジネスの根幹が同じだと思うので、意外と的を得てるんじゃないかと思ってますが、まぁ、突っ込みたい方はスルーして下さい。
インバウンド市場
今までに、何度か訪日外国人数に関して書きました。
「来日外国人ランキング2015年10月」
「来日外国人数でタイ人は4番目。でも、バレーでめっちゃ怒ってる。」
ここ数年は、来日外国人数が急激に増えており、2017年になってからは1月から毎月200万人以上、8月には前年比20.9%増の247.75万人の外国人が来日をしました。
そのうち、タイ人はアメリカに次ぐ6番目に多い3万6,200人となり、東南アジア地区では一番多くなります。ちなみに、2017年8月のベスト5は以下になります。
国 | 総数 | 前年伸率 | |
1位 | 中国 | 81万9,700人 | 21.1% |
2位 | 韓国 | 62万0,900人 | 35.3% |
3位 | 台湾 | 37万7,800人 | 13.4% |
4位 | 香港 | 19万6,800人 | 23.5% |
5位 | 米国 | 9万2,000人 | 3.6% |
6位 | タイ | 3万6,200人 | 4.4% |
伸び率では、韓国、中国、香港が目立っており、東南アジアではシンガポール(1万5,300人 26.8%増)、マレーシア(2万1,100人 35.8%増)、フィリピン(2万1,300)、ベトナム(2万4,700人 43.6%増)と目立っています。
東京オリンピックまで増え続けるであろう来日外国人数、インバウンドビジネスをいかに上手く行うかが、2020年以降も成長できる鍵になると思います。
タイ国内1位のTTNツアー社
さて、タイ国内でも団体旅行から個人旅行に移行しつつある中、わずか3年で国内シェア1位になったTNNツアー社について紹介されたもので注目したいのが、TNN社も資本提携した2017年9月にできた「富士リゾートホテル」の案内方法。ちなみに、富士山はタイ人が行きたい観光地で常に上位に入るところになります。
このホテルでは、宿泊客が日本文化を楽しく体験できるように「縁日」をテーマとしたアトラクションが用意されており、屋台や盆踊りが体験できるというもの。この説明に、代理店対象の慰労会などで、カラオケや盆踊り体験を行い、多くの参加者が興味を持ったようです。
このように、TTNツアーは3ヶ月に1度、タイ国内の旅行代理店を対象に説明会と慰労会などを兼ねたミーティングを行っています。そして、ここに集まる代理店の方々は、日本好きの方が多くおり、まさに「日本好きが日本への旅行を案内している」という構図を創りあげているようです。
そして、最後にそむちゃい吉田さんは、「日本へのインバウンド成長の鍵は、こうした日本のファンと言ってもいい送り出す側との連携にかかっている。」と。
商品を売る基本だよ
この説明会は納得する部分が多い。つまり、タイ好きである私が友人に「タイ旅行は面白いよ!」と言うのを、旅行代理店の窓口でやらせてもらっているようなもの。東南アジアのハブであるタイだと、日本以外のもいろいろ魅力的な国への旅行はあると思います。でも、旅行相談に行った窓口で、日本好きから「日本は良いですよ!」なんて言われたら、心動きますよね。
また、日本が好きなタイ人(旅行代理店の人)は、ディープに好きなのでなく、どちらかというと広く浅く好きな人だと思う。故に、日本好きな旅行代理店の人を増やすことが可能のだと思います。
正直、個人旅行派の私として、このツアーの率直に感想としては「??」がつきます。でも、団体旅行派の人には魅力的に映るかもと思いました。「誰でも安全に楽しめる」というのをメインに考えた旅行プランなんでしょうね。
良い商品を作るのはビジネスで大切なこと。ただ、それを案内したり売る人が「良さ」を伝えることができなかったら、商品を売るのは大変です。そこで重要になるのが、「商品が好き」ということ。好きなものを相手に伝える力は、ビジネスにおいても強い力になります。
扱っている商品・製品を心から好きになる、これが良い仕事をする第一歩なんだろうな。それをいかに作るか?そして、一つの視点でなくいろんな視点で商品を見ることが重要。視点によって写り方が全く違いますからね。
~thaiuniおっさんのつぶやき~
「富士リゾートホテル」のWEBページを探すのが大変だった。一般客を対象にしてないから、SEOとか無視なんですよね。これはこれで面白いな。一応URL貼っときますね^^
富士山リゾートホテル
http://fujisanresort.com/
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