BNK48に思うこと。タイマスコミは冷ややかですな。

去年のブログ「「BNK48」がタイで成功するにはを考えてみた。」で紹介した、バンコク版AKB48であるBNK48が、今年のジャパンエキスポタイランドで初お目見えしました。実は、この前後にタイマスコミ関係者からフェイスブックなどのSNSに「彼女達は厳しく管理されているのはしっているのか？」とか「恋愛を規制したり、学校も指定のところに入学するなど無理があるんじゃないか」の内容コメントが相次いだらしい。知っている方も多いと思いますが、タイのタレントはプライベート等を普通にSNSで投稿するし、彼女達が恋愛を隠しながらするのは無理あるんじゃないかと思われてます。これらの日本式アイドル管理法に、賛成派と反対派で議論になっているそうです。
ここで、アイドルには全く疎い私ですが、いちタイ好きとしてBNK48が成功する為に、もう一度何が必要かを考えてみようかと。今までと同じ方法だとタイでは失敗しそうな感じがするんですよね。

日本でAKB48が人気の理由
BNK48が同じ方法が使えるか
勢いだけじゃなく戦略が必要

日本でAKB48が人気の理由

「AKB48人気の理由」でググってみたところ、いろんな意見がありました。（あくまでも私個人の意見なので、違うと思う方はスルーで）
いくつか抜粋してみると、「長期に渡るリードボーカルがいない」「20代半ば前にグループを卒業する」「人数が多い」「正規メンバーへ昇格を目指すシステムがある」「会いにいけるアイドルだから」など。中には芸能界の裏に関するようなものもありました。実際、AKB48がここまで人気になってしまったので理由はいくつでも作れそうですが、私が考える大きなポイントは2つ。「人数が多い」「会いに行けるアイドル」だと思う。

「人数が多い」は、自分の価値を体現してくれる有名人を見つけやすくなるからだと。多くの人は自身の個性や価値を映す人物に憧れ、なりたい自分の代理として特定の人物を愛し、時には憎む（トマス・デ・ゼンゴティタ博士）。対象が多ければ多いほど、映し出したい人物に当たる確率が高くなるかと。○○推しとかあることが、これに当てはまるような気がする。
参照：https://cakes.mu/posts/12548

そして、「会えるアイドル」は、日頃は遠い存在のはずが身近な存在に感じさせてくれるからだと。握手会で、「好きなメンバーに直接触れる」と思うファンは多いはず。また、総選挙でCDを買って投票することにより、応援して育ててあげているんだと思うような仕組みが、自分を移したものを応援したいという理由とマッチし、増長しているように思えます。私はAKBのCDを1枚も買ったことないですが、テレビで頑張っている子をみると応援したくなりますもん。ほんと、凄い仕組みだなと思います。

BNK48が同じ方法が使えるか

AKB48は秋葉原で地道な活動をして、ここまでの国民的スーパーアイドルになった訳ですが、タイバンコクで同じようなサクセスストリーが描けるか？を考えてみたいと思います。

私の結論から言うと、同じ方法では無理かと思う。

一つ目の理由としては、BNK選抜メンバーが日本の選抜メンバーと同じ基準で選ばれてるような気がするから。以前のブログでも書きましたが、タイっぽい選抜が必要だと思います。国際色豊かにハーフやクオーターを多めに選ぶとか、極端ですがニューハーフを入れちゃうとか。それと、日本のAKB下部組織でなく、バンコクのトップ組織みたいな位置づけが必要だと。

二つ目の理由としては、タイでは「会えるアイドル」戦略が使えないと思うから。タイでライブに行けばわかると思いますが、タレントは一般人にとても身近な存在です。曲がめちゃくちゃ流行っているトップ歌手でも、5メートル位の距離で会えたり、普通に写真を撮れたり、握手できたりします。タイでは普通なので、会えて握手できるところに価値を見出すのが難しいと思う。もっと別な方法で親近感を出させる為に、SNSの積極的利用が必要なんじゃないかと。
SNS日本戦略は終わってるし。まゆゆのフェイスブックは2013年から投稿してないもん。