タイ人と結婚したい方へ、婚姻手続きと注意点。【追記あり】

タイの法律
素敵な出会から結婚。でもいろいろ冷静になりたいところ。

今月初旬にタイ・チェンマイへ初めて行った友人から、こんな相談がありました。
「タイにいるミャンマー人と結婚するには、どうしたら良い?」
今までに、外国人と結婚ってことを考えたことはありましたが、実際の手続きについてまで調べたことはありませんでした。私の友人のように、素敵な出会いをして結婚なんて考える人もいるんじゃないかと思います。友人には別に回答するとして、これは良い機会だと思い、タイ好きとしては、ミャンマー人ではなくタイ人女性と結婚するにはどうしたら良いかを調べてみました。また、あくまでも私個人の意見になりますが、タイ人と結婚する時に注意すべき点をあげたいと思います。この注意点をクリアできる方は、明日にでも婚姻手続きをしちゃってください。

素敵な出会から結婚。でもいろいろ冷静になりたいところ。
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タイ人との結婚手続き

人生の伴侶をタイ人と決めたら、まずは婚姻手続きをすることになります。日本国籍同士の結婚であれば、役場に届出を出すだけで済みますが、国籍が違う2人の場合は以下が必要になります。

「2人それぞれの国に提出をしなければならない」

ここで最初に決めなければならないことが、どちらの国に先に出すか?
日本で先に出すかタイで先に出すかによって手続きが変わってきます。
以下に、それぞれの手続きと必要な書類を簡単にまとめてみると。

先にタイで婚姻手続きをする場合

タイの法律に基づいて婚姻届をタイ国郡役場に提出するには、以下の書類が必要になります。

【日本人】
・戸籍謄本
・住民票
・在籍証明書(無職の方は必要なし、学生は在学証明書)
・所得証明書
・パスポート(原本及びコピー)
・証明発給申請書(在タイ大使館にあります)
・「結婚資格宣言書」作成のための質問書

※発効3ヶ月以内とかの制約があります。

【タイ人】
・身分証明書(原本及びコピー)
・住居登録証(原本及びコピー)
・パスポート(未取得は不要)
・婚姻、氏名変更、子供がいるなどは別途書類

これらを持って在タイ日本大使館へ申請に行きます。
交付は翌開館日にされるそうで、その際に手数料として結婚資格宣言書(480バーツ)、独身証明書(340バーツ)が必要になります。

交付された「結婚資格宣言書」及び「独身証明書」をタイ語に翻訳の上、タイ国外務省領事局国籍認証課の認証を受けます。その証明書が発効された後に、当事者2人でタイ国郡役場にて婚姻届をします。そして、婚姻届が受理されたら「婚姻登録証」が発効されタイにおける婚姻届けが終わります。
また、婚姻届に必要な書類は、それぞれの郡役場によって確認が必要になり、届出の郡役場はタイ人配偶者の住居登録役場でなくても良いとのこと。ただし、婚姻後に日本人の姓に変更する場合は、後に本人が登録されている郡役場に届け出る必要があります。

これで、ようやくタイ側が終了。その後、日本側へ3ヶ月以内に提出が必要になります。この場合、在タイ大使館又は日本の役場に届け出ることができます。
この提出先の違いは、戸籍に婚姻事実が記載されるまでの所要時間になり、在タイ大使館の場合は約1.5~2ヶ月、日本の役場の場合は約1週間となるそうです。

日本に提出する際に必要な書類は以下になります。

・婚姻届2部

これ以外に以下が必要になります。

【日本人】
・戸籍謄本2部

【タイ人】
・婚姻登録証(原本及びコピー)
・住居登録証(原本及びコピー)

かなーり面倒に思えるのは私だけ?途中で嫌になっちゃいそうです。しかし、逆の場合もあります。こちらの方が楽そうです。

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先に日本で婚姻手続きをする場合

日本の役場で婚姻を成立するさせるには、以下の書類が必要になります。

・婚姻届2部

【日本人】
・戸籍謄本

【タイ人】
・独身証明書
・住居登録証
・申述書(各役場で相談できます)
・その他(パスポート、IDカード等、役場によって異なります)

こちらを役場に提出して届出が受理され戸籍謄本に記載されたら、日本側の婚姻手続きは終了になります。
続いてタイ側へ婚姻届をします。
婚姻届はタイ人配偶者が住所登録をしている郡役場で行います。必要書類は在タイ日本大使館で婚姻証明書を発行してもらいます。
その際に必要な書類は以下になります。

・証明発給申請書
・戸籍謄本
・タイ人配偶者の身分証明書及びパスポート(原本及びコピー)

こちらの場合、委任状があれば本人でなくて代理人でも大丈夫。

交付は翌開館日にされるそうで、その際に手数料として340バーツかかるそうです。こちらの発行が終わったら、前記の「先にタイで婚姻手続きをする場合」と同じく、郡役場に提出になります。

断然、こちらの方が楽ですね。
ただ、タイで先に提出するのを厳しくするのが何となくわかるよう気もします。タイ側で楽にしたら、タイ人が婚姻をして日本に来て働くのを懸念しているように思います。きっと、そのような理由からも管理する上では、最初にタイ国側へ提出するのが面倒なのでしょうね。このような時の日本政府ってうるさいですからね。

結論としては、タイ人と結婚するなら、日本人にとってもタイ人にとっても、まずは日本で婚姻届を出す方が面倒が少ないだろうと。これからタイ人と結婚を考えている方は、参考にして下さい。もっと詳しく知りたい方は、在タイ日本大使館のWEBページを参照して下さい。
http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/consular/marriage.htm

【追記】
友人からの指摘がありました。タイで先に出すか日本で先に出すか、どちらが面倒かは提出書類を出す人がどちらに住んでいるかによるとのこと。タイから日本へ行くことが難しい相手であれば、日本人がいろいろ提出する方が良いと思います。そのような場合は、その日本人が日本かタイのどちらに定住しているかによるかと。少し前まではタイ人の短期滞在にはビザが必要で、ビザを取得するのが大変だったようですが、今では短期滞在にはビザがいらなくなったので、タイで先に婚姻届けをしてビザを取りやすくする必要がなくなったようです。
それと、タイでは協議離婚が認められているので、他の国とは違い定住所とかは考えなくても良いが、基本タイでは離婚したら「男性が女性に生活費を支払い続けなければならい」とされているこそうです。

タイ人と結婚する際の注意点

最後に、タイ人と結婚する際の注意点を書きたいと思います。こちらは、あくまでも私個人の意見になりますので、全てが当てはまるとは思わないで下さい。タイを好きになって約20年のおっさんが思っているんだなぁ 程度で聞いてくれると良いです。

・文化的に違う
育ってきた環境が違えば、教育も違います。また、日本とは違いタイは信仰深い仏教国でもあります。考え方が根本的に違いますので、いろいろな違いを乗り越える必要があります。
私が特に気になった部分は、親に対する絶対的な崇拝があることです。自分が犠牲になっても、親には幸せになってもらいたいという部分が強いと感じました。とても良いことなんですけどね。ただ、タイ人男性とかは日本ではマザコンと言われても不思議じゃないくらいの人が多い印象があります。

・女性はしっかりもの、男性はなまけもの
タイという国は女性が支えているんだなと思えるほど、女性はしっかりしている人が多いと感じています。タイ人女性で出会った最初の頃は優しく可愛らしかったけど、結婚したら恐妻家になった。なんて話を何度か聞きました。しっかりもので良く働くが故に、夫にも厳しく対応するようです。
逆にタイ人男性はなまけものが多い印象があります。愛情表現はうまいですが、働かないでフラフラしている夫が多いと聞きます。また、浮気話も良く聞きます。
あなたのパートナーは違うかもしれませんが、もう一度冷静に見ても良いかもしれませんね。

他にもいろいろあります。が、この辺りでやめときます。タイ人に限らず外国人と結婚するということは、やはり大変なことだと思います。もし、真剣に悩んでいる方がいたら、個人的にご相談下さい。ただし、ズバッと言うので覚悟しておいて下さい。笑

~thaiuniおっさんのつぶやき~
もう10年以上前に、歌舞伎町で飲んでたらタイ人女性に戸籍を50万で売ってくれと言われたことがあります。日本で働くには必要なことなんですよね。もちろん、断りましたけど。

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今のタイでは黒のオニヅカタイガーは喜ばれそうな気がしますね。