知っておきたい「タイと日本の法律の違い」代表的な三つ

一ヶ月による国民の喪に服する期間が終わり、通常のタイに戻りつつあると聞きます。ただし、偉大なる父を失ったタイ人の心の穴は埋まるはずもありません。毎日のようにタイ全土から多くのタイ人が弔意を表すためにバンコクに来ているそうです。そんな私も明日からバンコクに入ります。もちろん、王宮には行こうと思っています。持っていく服も黒ばかりです。
さて、このような時期だからこそタイ訪問の際には、日本との違いをしっかり知っておくことが大切だと思います。少し前のホアヒンでのバカ騒ぎしたアホ日本人にならないためにも。本日は代表的な3つの法律の違いと、習慣的に違う部分を整理してみました。はじめてタイへ行く前には一読してもらえたら良いと思います。タイの根っこを知ることができるかもしれません。

タクシーのダッシュボードに貼ってありました。おなら禁止かな・笑 — タイタクシーのダッシュボードに貼ってありました。おなら禁止・笑

代表的なタイと日本の法律の違い三つ
タイで注意したい慣習

代表的なタイと日本の法律の違い三つ

以下は基本中の基本である、法律の違い三つになります。私も何度か書いてますが、この三つはしっかり覚えておきたいところ。

不敬罪がある

タイには普通にあって、日本では考えられない法律が「不敬罪」になります。
欧米的発想だと思うのですが、言論の自由なんてものは通用しません。タイにおいて王族は絶対的なものであり、現在、軍政権においては「君主制の擁護者」を自負しており、かなり厳しく取り締まっております。行動、言動には十分な注意が必要なので、しっかりと守って下さい。詳しくは過去ブログをどうぞ
「タイ王国と日本国の大きな違いの一つ「不敬罪」」
「ここ数年、タイで注意すべき事。不敬罪」

冷房のきいた建物内は禁煙

これは法律でなく規則になるかも。空港内やレストランを含む冷房の効いた建物内では、スモーキングエリアを除いて禁煙になります。また、冷房が効いてないところでもお寺、公園、校内等も禁煙になります。これに違反すると罰金2000バーツ、お店は20000バーツになります。
この禁煙に関する罰則の前からあったのが、ゴミや吸殻のポイ捨ての罰金。こちらも2000バーツになり、観光客がよく捕まっていました。警察に捕まったら、その場で支払わされます。これって東京の新宿区や千代田区でもやってましたよね。私の記憶だと、タイバンコクの方が先にやってたと思います。詳しくは過去ブログをどうぞ
「タバコには厳しい国・タイランド」

固定資産税がない

タイは日本とは比較にならないほど格差社会になってます。お金持ちと貧乏人の格差はすごく、お金持ちはずーっとお金持ちというのがタイでは当たり前になります。これは、日本にある相続税や固定資産税なつものがタイにはなかったからです。
ようやく今年2月から相続税が導入されましたが、この辺りの問題が赤シャツや黄シャツのデモに繋がります。固定資産税である土地建物税は既得権益層、富裕層の反発で先送りをされている現状があります。この問題はまだまだ続きそうな予感。詳しくは過去ブログをどうぞ
「タイのデモ。赤シャツと黄シャツができた理由と背景。」

タイ旅行を楽しく過ごす為にも、不敬罪とポイ捨て、タバコ関連はおさえておきたいところです。また、固定資産税関連はタイの縮図を考えるに参考になるかと思います。物乞いしている人が沢山いる中で、ベンツやBMWを乗り回している若者がいる。

タイで注意したい慣習

法律関連とは違って、タイで注意しておきたい慣習についてまとめておきます。こちらも、タイで楽しい時間を過ごすには知っておきたいところ。過去に「タイ旅行で注意。日本人のマナーとタイ人の常識が違うところ」にまとめたもの以外にも、以下の注意もしてください。

道路では車優先

タイでは日本のように歩行者優先ではありません。車が優先されます。特に注意したいのが横断歩道を渡る時は、車が行ってから渡るようにしてください。また、多くの交差点では左折はいつでも進行できることが多いので、進行方向の右折左折の車を注意するのと同時に、横からの左折の車にも注意が必要になります。タイで交通事故では、かなり損するケースが多いので、絶対に合わないつもりで行動したほうが良いです。
「タイでの交通事故は罰金より辛いかも」