朝日新聞社と博報堂がタイで小学生用学習誌を創刊。視野は日本じゃないんだな

タイのビジネス

数日前のニュース「朝日新聞と博報堂は、タイの小学校高学年向けの無料学習誌「みっけ」を創刊したと発表した。」
今月初めに、小学館が部数低迷にて12月発売の「小学二年生」を休刊すると発表があり、既に「小学三年生」から「小学六年生」は休刊しているので、私も読んでいた学年誌は「小学一年生」のみになってしいました。そんな日本とは違い、タイでは新しいニーズとして創刊した子供向け雑誌について簡単に調べてみようかと思います。日本でなくなったニーズの再生をタイで見つけれるヒントになるかもしれません。

画像:朝日新聞社
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タイの無料学生誌「みっけ」

無料学生誌「みっけ」は、タイの大手出版社アマリン・プリンティング&パブリッシングと朝日新聞、博報堂の共同事業として創刊。

学習誌名:みっけ
発行部数:約10万部
配布校:バンコクを中心とした約132校
発行予定:隔月

忍者姿のオリジナルキャラが、子供達が楽しみながら様々な教科に興味を持つよう案内しているそうです。日本発のキャラクターが随所に登場し、理科・算数・社会・クッキング・物語・スポーツなどのテーマで、知力や想像力を伸ばす内容になり、ロボットプログラミング教室の体験記や日本のトレンドや文房具も紹介しています。

タイ教育の課題

今回の創刊に至る背景として、タイの教育問題がありました。過去、タイでは子供に読書習慣が根付くようさまざまな取り組みがなされてきましたが、思ったように進んでは来ませんでした。
その課題を解決するのに日本の教育システムが役に立つのではと考え、朝日新聞社と博報堂でアマリンの協力を得て、昨年からトライアル版を発行してきたそうです。

トライアル版を使った子供たちから「算数はマンガがあるとわかりやすい」「日本のキャラクターは大好き。楽しく考えられる」という反応などを参考にしたそうです。また、これから興味が増えていくであろう「ロボットプログラミング」の実演なども行い雑誌に掲載。日本の教育がタイで浸透するために、さまざまなことをやってきて、これからも続けていくようです。

今後のタイの教育

共同事業として参画したタイのアマリン・プリンティング&パブリッシングは、2016年7月に書籍出版のみならず、印刷、オンライン、イベント、ブックストアなどの相乗効果を狙った展開を進めると発表してます。今回の「みっけ」についても、ウェブ、ソーシャルメディア、テレビなどの展開も視野にいれているそうです。

私の感覚ですが、今後はタイでも読書習慣が根付くと思います。それもWEB上で読書をする人が増えるのではないかと。というのも、スマホ利用率が以上に高いと感じるから。スマホはあらゆる情報を得ることができるし、電源さえ確保できたらwifi利用で無料利用できます。情報は財産という考えが大人に浸透することによって、子供を大切にしているタイで情報を得るよう教育する流れになるのではないかと思っています。タイにおける教育ビジネスは面白いかもしれませんね。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
ここ数年で様々な日本企業がタイへ進出しています。まだまだ、タイ及び世界で活躍できそうな日本企業は山ほどありますね。バンバン世界に向けて行って欲しいと思います。

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