もうご存知の方も多いと思いますが、タイでルクテープというリアルな人形が人気になっています。
「ルクテープ」とは子供の天使という意味があり、大きさは等身大の赤ちゃんの大きさで、価格は一体1500～30000バーツ（4500円～90000円※2016年1月レート）で実店舗やネットで販売されているそうです。
この人形を持っていることで、お金が増えたり、幸福がやっていくると言われているようで、中には人形にわざわざ刺青を入れてるものもあるそうです。
タイでは幸福をもたらす刺青がありますので。興味のある方は以前のブログをご参照下さい「タイのタトゥーでも日本じゃ損する。」
この人形を持っていると、お金が貯まったり幸福があると信じられており、人形を乳母車に乗せて外出や人形用の布団に寝かせたり、食事をさせる人もいるそうです。
そして、中には一緒に飛行機に乗りたいと希望する人も出てきて、航空会社も人形用のチケットを認めると発表もあったほどです。
ただ、この人形持ち込みには麻薬密売の可能性があるということで、反対の意見も多く上がっているそうです。
正直、この人形をはじめて見た時、「怖い」と思った私ですが、タイ人って感覚違うのかな？と思い、タイ語学校の先生に聞いてみました。
私：「ルクテープって知ってますか？」
先生：「知ってますよ。タイでは人気で刺青までする人が出てます」
私：「先生は持ってますか？」
先生：「要りません、というか持つ人の気持ちが分かりません」
私：「なぜですか？だってタイ人には人気ですよね？」
先生：「気持ちが悪いと思います」
タイ人である先生の評価は私と同じでした。先生の周りでは人形を持っている人はいないとのことでした。ちなみに先生は25歳女性でアニメが大好きなオタク系のお嬢様。
私のタイ語教室は全部で4人いますが、4人とも「この人形は要らない」という意見でまとまりました。ごく普通の反応かと思います。
だって、この人形が暗闇にいたら怖くないですか？
人形が突然「アイム チャッキー」とか言ってナイフ持って襲ってきそうです。
ちょっと古いかな？
でも、この映画怖かった。蝋人形ではありませんが、リアルな人形っていつ動いてもよさそうなので持っている人の気持ちが分かりません。
というか、持ってたら「蝋人形の館」怖い人なんじゃないかと思ってしまう私（これまた古いかも・苦笑）。
今回の人形ブームはどのくらい続くのだろうかな？と疑問に思ったりもする。
土地柄か、タイ人ってパーっと熱くなって、スーっと冷めるんですよね。
次回は3月にタイへ行く予定です。その頃までに冷めてなければ、ルクテープを売っている店舗を探してみたいと思います。ただし購入は絶対しないと思います。
【追記】2019年5月
流行ってると聞いてから3年以上が経った今では、「ルクテープ」とかは全く聞きません。タイも日本も同じで、流行り廃れが早いと思う。
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