タイと日本のビール事情。生産量と消費量で見てみた。

タイのこと

夏はビール好きにはたまらない季節。毎日ビールやら発泡酒を飲んでいる私です。好きなビールと言えば日本銘柄だとモルツとスーパードライ。タイ銘柄だとチャーンと答えます。
先日、キリンから世界のビール生産量レポートが発表されました。少し前のブログ「日本とタイの世界ビール消費量順位から、タイ料理店でビール売上策を考えてみた。」でも書きましたが、同会社よりビールの消費量レポートが出されており、その二つ(生産量と消費量)を比較してみて世界のビール事情なるものを見てみました。タイについては興味深い結果が出てきました。

20140518_124055
スポンサーリンク

世界のビール生産量と消費量

まずは、キリンのレポートを各国で比べてみます。
※数値は2014年で比較しました。
※順位は生産量になります。
※カッコは消費量の世界順位になります。

順位生産量(KL)消費量
1位中国44,933,30044,853,000(1)
2位アメリカ22,604,30024,172,000(2)
3位ブラジル14,147,00013,146,000(3)
7位日本5,468,6005,407,000(7)
16位タイ2,214,4001,794,000(22)

中国の人口を考えると、ビールの生産量も消費量も一位というのは分かります。注目すべきは生産量と消費量がほぼ同じになること。これは日本も同様なことが言えます。予測するに、自国で消費するビール量を自国で生産している国ということが言えるかと。

逆にアメリカの場合は、消費の方が上回っていますので、何らかの形で海外から輸入をしていると予測されます。近隣諸国のメキシコなどは、生産量が7,800,000KL、消費量が6,908,000KLとなりますので、アメリカにビールを輸出しているのではないかと。メキシコと言えばコロナビール、多くのアメリカ人が飲んでるのかと勝手に予測します。

そして、きっと輸出が多いと予測されるメキシコ同様に、生産量が消費量を上回っているのがタイ。タイも多くの国々にビールを輸出しているのかな。シンハービールは世界展開を積極的に行っていますし、東南アジア諸国では、タイ製ビールが多く飲まれているんじゃないかと。

あくまでも予測なので、詳しいデータがありましたら追加していきたいと思います。
ただ、データを見る限りでは輸出するほど美味しいビールを作っているという考え方にもなるかと。ライセンス契約でハイネケンやらバドワイザーが世界では人気ですが、関税をもろともせずに輸出するビール銘柄は、ある意味で世界的に認められている味と言えるかもしれません。

スポンサーリンク

ビールの生産量の動向

キリンのレポートによると、2015年のビール生産量は世界全体では昨年比ではマイナスになったそうです。マイナスになった原因としては、生産上位国が天候不順や経済不振にてマイナスになったことが大きかったようです。

日本に関しては、前年比−0.1%となりました。夏場の天候によって大きく影響されるようでが、13年連続で生産量の順位には変動がありませんが、10年前に比べると−14.1%となっており、ビール市場の低迷が続いています。

タイに関しても2014年と比べると、−4.1%となっておりました。しかし、10年前と比べると38.4%増となっており、ここ10年の間にビールが浸透したのが分かります。ちなみに、アフリカにおいては前年比1.6%増となり、15年連続で増加をしています。

これからのビール市場を予測してみる

では、これからの10年はどこが伸びるのか?を考えてみると、スグに出て来るのが、ビール人気がほぼ浸透したタイを中心に、これから発展するだろう東南アジア諸国。かなり高い確立でビール消費量が増えるのだろうと予測されます。

日本のビールメーカーさんも、飽和している日本マーケットに広告を打つより、海外に向けての戦略をもっと積極的に展開していった方が良いんじゃないでしょうか。

いち個人として、日本の味でスーパードライやモルツを海外で飲みたい。タイのスーパードライは終わってます。本当の美味しいスーパードライやモルツを海外に浸透させて欲しいな。アサヒさん、サントリーさん、よろしくお願いします。

〜thaiuniおっさんのつぶやき〜
モルツのコク、スーパードライのキレ、これは世界に誇れる味だと思うんだけどな。ジャパンブランドでもっと世界に出て欲しい。あっチャーンも同じ位好きです。

タイに関する相談はお気軽に♪

タイトルとURLをコピーしました