マッサージ店を繁盛させるにはコツがある!新宿激安店の場合

こんな仕事してます

おは!です。月末のプーケット旅行に向けて、着々と準備を進めてるタイウニです。プーケットでもスパ巡りする予定です。

さて本日は、新宿にある激安マッサージ店を分析した時のお話。

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マッサージ店の売上をあげる方法。新宿激安店の場合

新宿激安B店は、激安ブームに乗り新宿の一等地にオープンしました。オープンして1年は順調に売上を伸ばしましたが、1年半後に停滞。

私が分析したのは、その伸び悩んでた更に1年半後のオープンして3年目の時でした。すぐに解決できるところがあるのに、いろんな物が邪魔してましたね。

その分析結果を紹介します。分析指標に関してはこちらを参照下さい。
マッサージ店を繁盛させるにはコツがある!新宿人気店の場合。

新宿激安B店の場合

5指標「マーケット」「店舗」「スタッフ」「集客」「経営陣」では、マーケットは素晴らしく、経営陣の考え方も良かったです。

このB店の停滞理由した原因は、似たような競合店が出店してきた時に発生しました。これって、様々な業種でありますよね。

どの業界でも、儲かっているお店は真似られます。マーケットは良いとはいえ、競合店が増えれば、顧客は分散し売上も伸び悩みます。

そんな時は、どのような対策をするか?が重要。B店の場合は、すぐに動けた部分と、こだわりが邪魔をして行動に移せない部分が極端でした。

B店

それでは、新宿激安B店の5指標を一つずつ紹介します。

1.マーケット

新宿B店の場合:新宿でも人通りの多い素晴らしい立地

新宿B店のマーケットは4.1と高得点 ※5.0満点

新宿駅から徒歩1分と最好立地。店舗ビル前の通りは、絶えず人通りありマッサージをするターゲット層も多くいました。

こんな場所によくお店が出せたなというところ。

ただし、競合店も多くありました。新宿駅からお店までの間に3~4店舗あり、同じような激安店もいくつか含まれてました。

それでも、人通りがあったので、しっかりと戦略を練れば集客には困らないマーケットでした。

マーケットが良ければ、あとはやるべき事をやるだけ。かなり高いポテンシャルのあるマーケットでした。

2.店舗

新宿B店の場合:激安店では普通レベル

新宿B店の店舗は2.3点と少し低い点数。

B店は、人通りがある通りとはいえ、ビルの5階の空中店舗。ビルの入口も分かりづらく、少し暗いので入りにくい雰囲気でした。

ベット数もフロアの限界まで入れて、ベット間は簡易なカーテンで仕切るだけ。受付やレジは最小限のスペースでした。

当時、多くの激安店は内装にお金をかけなかったので、B店のような「空中店舗&仕切りなし」という店舗でした。

また、入店時の音や電話音、隣の声が聞こえたりとざわつき感がありました。それと、受付はセラピストが行うので、個人による対応の差が出てました。

それでも、癒しを提供する店舗の中では低い点数ですが、激安店の中では普通レベルでした。

ここで気になったのが、ヒアリングシートを作ってなかったこと。

人の身体を触る仕事では、必須であるべき物ですよね。

激安マッサージ店の中で平均だけど、癒し業界では低くなるのは仕方ないところですね。

3.スタッフ(セラピスト)

新宿B店の場合:しっかりとした教育プログラムだがスタッフ不足

B店のスタッフは2.9点と平均以上。

B店は女性オーナーであるというものあり、身だしなみは厳しくチェックをしてました。

毎月の勉強会も実施しており、講師を呼んで学ぶ機会を作ってました。その結果、セラピストのレベルも全体的に高かったと思います(激安店の中では)。

ここで気になったのが、セラピスト数とベット数の比率が悪かったこと。

激安店の多くが抱えている問題である、「セラピスト不足」が起きてました。

顧客は絶えず来てたお店なので、断らないようにするとスタッフの休憩時間が減る傾向が見受けられました。

この頃、激安マッサージ店の増加により、スタッフ不足になるお店が増えました。

その影響で、採用してスグの新人セラピストを現場に出したり、疲弊した既存セラピストによるサービスの低下が生じてました。

4.集客

新宿B店の場合:新規は簡単だが、WEBの問題あり

B店の集客は2.9点と平均以上。

激安料金&人の多い新宿ということで、集客媒体(ホッ○ペ○○ー)を使えば80名ほどの新規集客ができてました。

ただし、媒体費用が膨らんでることも事実でした。少しずつ効果も悪くなってたので、枠を増やすよう営業には提案されてたようです。

リピーター対策は早めに実施をしており、リストを集めを積極的に行ってました。

ここで気になったのが、1つの媒体に頼り切った新規集客とWEB媒体の活用方法。

新規集客は媒体の分散化によるリスクヘッジをすることを提案し、徐々に分散化をすることで合意。

それよりも、ホームページのリニュアルが急務でした。

しかし、「セラピストの顔出しNG」という致命的な問題が発生。これはオーナーから出たNGでもありました。

顧客心理を考えれば、「誰にマッサージをしてもらうか?」は気になるところ。集客に大きく影響してきます。

5.経営陣

新宿B店の場合:やる気のある経営陣

B店の経営陣は3.5点と高得点。

定期ミーティングを積極的に行う経営陣でした。

また、他の店舗でマッサージを受けることもし、外部の交流会などにも積極的に参加してました。

また、評価基準も作り、開示をしてスタッフのやる気を上げるような体制作りをしてました。

ここで気になったが、スタッフとの距離が離れてたところ。

やる気あるスタッフは持ち上げたが、やる気を見せないスタッフは放置してました。

全体でのサービスには一人でも多くのスタッフの協力が必要。マイナスを放置してたら、プラスを引っ張ってしまうことが多々あります。

新宿激安B店の総合評価

B店を分析した当時は、400万の売上でしたが650万のポテンシャルがあると判断しました。

ただし、スタッフ確保ができた場合。

都内にある激安店の共通課題である「スタッフ不足」。

この対策方法は、お店によって違います。B店の場合は、オーナーの魅力を出すことが他店との差別化になると判断。

これをオーナーに伝えたところ。。即却下。

自分は外に出たくないとういオーナーのこだわり?考え方?が邪魔をして、スタッフ確保に苦労し続けました。

結果、お断りするお客様が月300人を越える事態に。

ポテンシャルはあるのに、こだわりが邪魔をした。そんな店舗でした。

この店舗の5年後はすごいことに。またの機会に紹介します。

日本のマッサージを世界に

マッサージ店を繁盛させるにはコツがある!新宿人気店の場合。」にて、私がマッサージ店のポテンシャルを図る指標を紹介しました。

日本でもタイでもマッサージを受けてる時、ふと気がつくとお店のポテンシャルを測ってるってことがよくあります。

仕事柄、いろいろ細かいところが気になり、5指標の中でヒアリングしない部分でポテンシャルが高いか低いかを、ついつい点数を付けてます。

こういうのが多いので、私は、心から寛いでマッサージを受けることは、ほとんどありませんww

それはそれで良いかと考えてます。だって、良いサービスをチェックしておけば、「日本の良いマッサージ店を世界へ」を達成することに近づくと思うから。

その目標の為に、今後はこれまでの指標分析も公開していこうと考えてます。

良いお店を作りたいと考えるオーナーに、少しはお役に立てる部分があるんじゃないかと思って。

定期的に書いていきますので、興味ある方は見ていただけると幸いです。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
どちらかというと、ホテルスパより一軒家スパに興味があります。これからはホテル内に作るのは難しいけど、一軒家スパなら可能じゃないかと思ってね。

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