タイではレプトスピラ症にも注意。患者の多い地域はこちら。

タイのこと

タイ保健省によると、「2017年1月1日から7月10日にタイ国内で確認されたレプトスピラ症の患者は1130人になり、このうち27人が死亡した」とありました。日本と違い、東南アジアには注意すべき病気が沢山あります。ジカ熱「タイでもジカ熱、毎年5名ほどは発症。」やデング熱「タイではデング熱にご注意ください。万が一のために」に関しては、日本でも騒がれたので知っている方は多いと思いますが、レプトスピラ症って?とあまり詳しくない方は多いのでは。
本日は、レプトスピラ症について書こうと思います。約7ヶ月で1130人の患者が出て27人死亡した病気は知っとかないとですから!タイ国内で患者の多い地域は何処なのかも地図で場所を知っておきたいところ。

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レプトスピラ症とは

まずは基本から。レプトスピラ症について調べたところ。

病原性レプトスピラの感染による人獣共通感染症。古より秋疫(あきやみ)、用水病、七日熱(なぬかやみ)などの名前で呼ばれたが、大まかには黄疸出血性レプトスピラ(ワイル病)、秋季レプトスピラ、イヌ型レプトスピラなどに分けられる。感染症法の四類感染症であり、家畜伝染病予防法の届出伝染病にも指定されている。wikiより

病原株はレストスピラ、レプトネマ、ツルネリア。これらの感染源は、キツネ、スカンク、家ねずみなどの齧歯類(げっしるい)などの野生動物。人に限らず、犬、牛、豚などの哺乳類全般に感染します。感染経由は、汚染された水や土壌から、経口・経皮感染し、人から人への感染は起こりません。また、豚や牛も感染源の可能性があると示唆されています。

つまり、齧歯類が糞や尿をした土をいじったり、池や川、水たまりで感染する可能性が高いってことになります。

レプトスピラ症の症状

人の場合、潜伏期間は3~14日程度、悪寒、発熱、頭痛、全身倦怠感、眼球の充血。筋肉痛、腰痛などの急性熱症疾患の症状になります。軽い場合は風邪と似た症状で回復しますが、重症の場合(ワイル病)は黄疸、出血、肝臓・腎臓障害が出て、エボラ熱と同じような全身出血などを起こし、死亡率は5~50%になるそうです。

死亡率の最高が50%って、かなり危険と思う。迂闊にキツネやスカンク(あまり日本にはいないけど)には近づいちゃダメってことですな。北の国では蛍ちゃんが「ルルル」とか餌付けしてたけど(古いかっ・笑)、いくら可愛いからって、気をつけなければなりません。

日本でのレプトスピラ症

このレプトスピラ症の患者は、日本では1970年代前半までは年間50名以上の死亡が報告されてました。しかし、近年で激減し各地で散発的に見られる程度になってます。主に下水道工事関係者や畜産関係者の患者が多く、職業病の一つとされてるそうです。

日本での集団感染は激減しておりましたが、2014年には沖縄県の北部演習場で米兵90名が感染。2016年8月6~7日に沖縄県国頭村の奥間川で泳いでいた小中学生10人と30代女性の計11名が感染などの集団発生の報告もありました。

タイでレプトスピラ症の患者が多い県

このレプトスピラ症は、2017年1月1日~7月10日までに1130人の患者が出ているタイでは深刻な問題となります。そのタイで患者の多い上位5県は、

1.シーサケート県(13.2人)※図15
2.ナコンシータンマラート県(10.3人)※図3
3.クラビ県(9.8人)※図2
4.トラン県(8.3人)※図13
5.パンガー県(6.5人)※図6

※カッコ内は10万人あたりの患者数。

南部の患者数が目立ちます。ただ、レプトスピラ菌は50℃の熱で10分ほどで死にますが低温には強いので、北部での十分に危険であるといえます。そして、タイでは雨期が本格化する下半期の方が患者数が増える傾向にあるそうです。

レプトスピラ症の予防方法

この予防方法にはワクチンがあるようですが、確認されている血清型は250以上ある中で、5つの型にしか対応してないそうです。つまり、予防接種では防ぎきれないとうのが現状。

一番の予防方法としては

「流行地域では不用意に水に入らない」

洪水の季節は感染の危険性が高まるので、本格的な雨期に入ったタイでは注意が必要になります。口からはもちろん、傷口からも感染しますので、洪水で浸水したからといってパシャパシャ入らないようにして下さい。

バンコクでも浸水している水をみると、絶対にやばいとか思います。子供の頃にように、あえて水たまりを歩くなんてのは自殺行為ってことですな。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
日本でも年間50人以上死んでたったのが驚き。キタキツネに餌をやろうとかで引っかかれでもしたら、、野生動物には注意しようっと。

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