タイのタクシー料金は安いのか?日本のタクシーと比較してみた。

タイの法律

タイと日本のタクシー料金比較

タイ軍事政府は2016年6月からタクシー運賃を5%引き上げる方針を固めた。とありました。今回の値上げの背景には、タイ運輸省が行った調査において、75%の乗客が「現在のタクシーサービスに満足」と回答したからだとか。うーん、タイらしいと言えばタイらしいのだが、一般的には受け入れられないような気がします。今回の値上げ対象に空港タクシー料金も含まれており、空港から乗るタクシーの追加料金が50バーツから60バーツに引き上げられるそうです。
どうちらかと言うと、タイでタクシーを利用する際は「安い」と思って使っていましたが、実際はどうなんだろう?と思い、公務員の給料比較と共に日本のタクシー料金と比べてみました。

もちろん、トゥクトゥクにはメーターありません。料金は全て交渉になります。
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タイのタクシー基本料金

タイのタクシーではメーターをいじったり等「タイでのタクシートラブル」「タイでタクシー被害に合わない為の対策」、いろいろ問題が起きていますが、基本料金は以下になります。

0-1.0キロ 35バーツ(初乗り)
1.0キロ~ 37バーツ
1.4キロ~ 39バーツ
1.8キロ~ 41バーツ
2.2キロ~ 43バーツ

400メートル毎に2バーツ追加される料金形態になります。10.2キロだと83バーツ。
また、渋滞時など時速6キロ以下の走行時は、1.5バーツが1分毎に加算されます。本日のレートでそれぞれを日本円に換算してみると。

初乗り 約114円
2.2キロ 約140円
10.2キロ 約270円

日本円にしてみると、安いって思う。この価格なら躊躇なくタクシーを利用したくなります。

日本のタクシー基本料金

では、日本のタクシー料金をあらためて調べてみたところ。(地域によってタクシー料金が違いますので、東京都23区の料金になります)

0-2.0キロ 730円
2.0キロ~ 810円
2.28キロ~ 900円

280メートル毎に90円追加される料金形態になります。10.12キロだと3340円。
また、渋滞時など時速10キロ以下の走行時は、90円が1分45秒毎に加算されます。

約10キロをタクシーで移動するのに、約12倍の差が生じることになります。
これだけ考えると、日本でタクシーを使うのは贅沢に思えてしまいますが、実際の現地生活に照らして考えないと思うので、公務員の初任給で比較してみたところ。

タイと日本の公務員初任給

タイと日本の大卒公務員の初任給は以下になります。

タイの大卒初任給 1万5000バーツ(約48750円)
日本の大卒初任給 約170000円

大卒初任給では約3.5倍の差になります。これを考えると、約12倍の差がある日本のタクシーってバカ高いのがわかるかと思います。

日本のタクシー料金が高い背景には、安全面を重視した点検費用(3ヶ月に1回の法定点検や1年に1回の車検)などの維持費が高いのが原因だと言われています。つまり日本では安全をお金で買っている訳ですね。

そう考えると、タイのタクシーでは「やばい」と思う車両があったりします。タイのタクシーはリーズナブルで良いですが、高速を利用する時は新しめの車を選びたいものです。空港タクシーで選べる仕組みとかあったらよいのにな。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
タイではバンコク以外ではメータータクシーがほとんど使えません。全て交渉制になりますので、ある程度の基準を知っておくことが重要。そうじゃないとぼったくられます。ご注意下さい。

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