タイ大使館の日本人援護件数が一番多いという事実

タイのこと

外務省領事局海外法人安全課が発表した「2014年(平成26年)海外邦人援護統計」によると、バンコクにある在タイ日本大使館への援護件数が1157件と一番多かったとありました。この援護件数とは、事故・災害(例えば航空事故、列車事故、登山事故、自然災害など)や犯罪被害(殺人、強盗、窃盗、詐欺など)、犯罪加害(不法滞在、喧嘩など傷害、スピード違反などの道路交通法違反など)、傷病、困窮、遺失、所在調査などになります。
そして、その比率はこんな感じです。

外務省「2014年(平成26年)海外邦人援護統計

実は、所在調査と窃盗被害と遺失・拾得物で70%近くを占めています。所在調査って何とか思いません?迷子とかはぐれちゃったのかな。もしくは、急にいなくなったとか。まぁ、何らかの事件があったら、大使館に聞きにいくのが一番良いと思うので、そのような案件も多く含まれているのだと思います。予想通り窃盗は多く、相変わらず旅行で油断してしまうんでしょうね。私も去年は窃盗に会いましたから。
ちなみに2013年度の同データはいかになります。

外務省「2013年(平成25年)海外邦人援護統計

2014年1位所在調査と2位窃盗被害が入れ替わってますが、1.2.3位の内容は変わらず約70%近くを占めてました。

これ見る限り、日本大使館って交番のような仕事が多いんだなと。迷子を探したり、泥棒被害を受けたり、無くし物を探したり。そして、その相談件数が一番多いのがタイだということ。2013年もタイの日本大使館が一番多い援護件数だったようですが、件数は減っています。2013年にはデモ隊との衝突もありましたから、その国の内情によってもかなり変わってくるのかと思います。どちらにしても、大使館は華やかに見えるけど、相談案件は交番のようで大変なんだなと思いました。

そして、他の国を含めたランキングだと。
1位.在タイ日本国大使館 1157件
2位.在上海日本国領事館 963件
3位.在フィリピン日本国大使館 720件
4位. 在フランス日本国大使館 710件
5位. 在ロサンゼルス日本国総領事館 643件

アジアが上位を占めてます。日本人が多いのもあるんでしょうね。
フランスが4位に入っているのは以外でした。5位にロサンゼルスがありますが、アメリカは8位ホノルル、13位シアトル、16位サンフランシスコ、17位ヒューストン、19位ボストンとしっかり入ってました。ちなみに20位には同じタイの在チェンマイ日本国総領事館がありました。
フランスも注意ってことですね。行ったことないけど。

どちらにしてもバンコクが1位ってことは、十分に犯罪に注意しなければならないって事になります。個人的には、フィリピンやイタリアに比べたら危険度は感じないのですが、援護内容が違うのだと思います。
援護件数の内容をみてみると、地域によってもかなり変わってきてます。アジア地区の特徴として一つ上げれるのが、詐欺が多いということ。
全世界の被害件数5040件のうち詐欺件数は429件と8.5%に対して、アジアでは被害件数1325件のうち詐欺件数は306件と23.0%になってます。アジアだと話しやすいし、騙されやすいってことになるんでしょうね。タイでもいろいろと詐欺被害話は聞きますから。

ちなみに重犯罪である殺人被害件数で死亡人数は2014年度は全世界で8名。うちアジア地区で5名と多くなります。ただ、2月フィリピン・南ダバオ州にて邦人が殺害、5月フィリピン・マニラ首都圏にて邦人が殺害、8月は2件でフィリピンリサール州とマニラ首都圏にて法人が殺害、10月フィリピン・マニラ首都圏にて邦人殺害と全てフィリピン。フィリピンへ旅行に行く際は、十分に注意をして下さい。自分はフィリピンには二度と行きたくないけど。

アジア地区には旅行やら仕事などで多くの日本人が訪れます。日本ほど治安の良い国はないと言われてます。十分に注意をしたいと思います。私も「私があったタイでの犯罪」でも書きましたが、これからも十分に注意をして渡航したいと思います。

そして、タイでは少なからず犯罪に巻き込まれる可能性がありますので、バンコクの日本大使館の場所だけは抑えておいた方が良いと思うので、在タイ大使館の地図を載せておきます。


一番近い駅は地下鉄のルンピニー駅で出口はA3を利用すると直ぐに行けそうです。次に近いのがBTSのサラデーン駅かな。でもちょっと歩くと思います。そしてプルンチット駅からかなり歩くと思います。私はまだお世話になってません。できれば今後も援護で利用することのないことを祈りたいです。
タイ語で伝えるときは「日本大使館 สถานทูตญี่ปุ่น サターントゥートイープン」になります。