ようやく日本におけるポケモンGO関連のマイナス記事が減ってきました。ある部分では、マスコミが煽っている部分が多かったと感じていますが、実際にポケモンGOだけでなく携帯を操作しながらの運転は危険ですし、ちゃんと罰則があります。ポケモンGOが悪いのではなく、携帯操作をしながらの運転が悪いので、この部分の認識はちゃんとしておきたいところです。
タイにおいても、ポケモンGO絡みの交通違反取締りが開始されました。タイ警察が22日に取り締まったところで、同日中に42人が道路交通法違反で摘発されました。摘発者の多かった地域は、スクンビット通り18人、ラマ4世通り9人、ヤワラート通り4人だったそうです。それぞれに罰金が科せられました。
今日は、ポケモンGOが発端になったタイと日本の道路交通法違反の罰金についてまとめてみようと思います。
ポケモンGO等による罰金(反則金)
まずは、運転中の携帯操作による罰金(反則金)から
タイ | 400~1000バーツ |
日本 | 6000円、9000円 |
タイバーツを日本円換算(2016/8レート)すると、約1162~3440円になります。
日本の反則金6000円の場合は、運転中に携帯電話を使用しただけで違反になり、違反点数1点になります。反則金9000円の場合は、運転中に携帯電話を使用し交通の危険を生じさせた場合の違反になり、違反点数2点になります。この携帯電話使用に関しては、「携帯電話通話中」はもちろんのこと、「携帯電話の画像を注視する行為」も含まれます。※日本では罰金刑には当たらず、反則金として扱われます。
日本では携帯電話使用による事故が多発したことにより、1999年に制定、2004年に改正され制定されました。タイでは2008年から法令化されました。つまり、ポケモンGOがどうのこうというより、ずーっと前から運転中は携帯電話を使用してはダメということ。
歩行中や自転車の罰金(反則金)
次に自転車や歩行中についての罰金(反則金)は以下になります。
タイ | 200~500バーツ |
日本 | 安全講習義務(受講料5700円) |
タイバーツを日本円換算(2016/8レート)すると、約581~1453円になります。歩行者は「交通の妨げになる場合」等も摘発されるそうです。
日本では、2015年に施行された「改正道路交通法」により、携帯電話をしながらの自転車運転は安全運転義務違反とみなされ、信号無視や通行区分違反等と同様に危険な違法行為とされます。これを2回以上繰り返し違反すると、安全講習の受講が義務付けられます。この安全講習には受講料5700円がかかり、通知から3ヶ月間応じない場合は5万円以下の罰金が科せられます。
タイの「交通の妨げになる場合」が、どの程度か定かではありませんが、どちらにしても常識を持った行動が必要ということになるかと。日本の場合は、昨年に大きく取り上げられた自転車運転中の携帯操作などは禁止されてますので、ポケモンGO云々よりは、常識として携帯電話使用しながらの自転車運転はダメということになります。
ポケモンGOであげられている罪
その他、日本におけるポケモンGOのニュースなどで取り上げられている、違法行為についての罰則罰金(反則金)を整理してみると
過失傷害罪 | 30万円以下の罰金等 |
住居侵入罪 | 3年以下の懲役または10万円以下の罰金 |
威力業務妨害罪 | 3年以下の懲役または50万円以下の罰金 |
過失傷害罪は、ポケモンを探す為に歩きスマホなどをして人にぶつかり、怪我などをさせて場合。
住居侵入罪は、ポケモンを捕獲するのに夢中になり、他人の土地に入り込んだ場合。
威力業務妨害罪は、ポケモン捕獲の為に、商品などを購入するつもりもないのに、店舗に多くの人が押し寄せて店舗の営業を妨害した場合など。
あえて、「ポケモン」というのを入れてみましたが、ポケモンを入れなくても普通にダメダメじゃないかな。ポケモンでなく、「携帯電話使用による」だと1年前にニュースにしたからインパクトに欠けてるって報道側が判断したんじゃないかと思ったりします。
根本を整理してみると、
・運転中の携帯電話使用
・歩きながらの携帯電話使用
これがダメなんですよね。
これだけだと話題にならないから、「ポケモンGO」をつけて報道している。。やっぱり、マスコミ怖いわ。
~thaiuniおっさんのつぶやき~
日本でもタイでもポケモンGOをする際は、社会人としての常識を持ちましょう。ゲームだから許されるだろうなんて子供じみた考えはダメ。他人に迷惑をかけないように遊ぶ。これ常識です。