生死に関わる熱中症の応急処置

いろんな話

ここのところ気温35℃以上をよく聞きます。私が子供の頃は30℃前後で暑い夏って感じでしたが、最近では40℃近くまで気温が上昇していることもあり、驚くような気温の暑さを耳にします。タイにいるときは似たような気温で過ごしてことがありますが、基本は外に出ないし歩かない。タイ人が歩かない理由がここにもあるんだと関心したことがあります。ただ、日本人は歩きますし、暑い中で頑張る人が多いと思います(あくまでも私から見た日本人ですが)。だから、こんなにまで日本では熱中症が取り沙汰されているではないでしょうか。まだ、私は熱中症になったことはないので怖さを知りませんが、今月になって熱中症で22歳の若者が死んだなんてニュースがありました。私が明日にでも熱中症になるかわからないので、基本知識だけは知っておこうと思い調べてみました。


まずは熱中症の種類と原因。熱中症は暑い環境で生じる健康障害のこと。それぞれ以下のように分けられているそうです。
「熱失神」
めまいや一時的な失神、顔面蒼白の症状。熱により皮膚血管が拡張され、血圧低下により脳血流が減少することが原因。脈は早くて弱くなるそうです。
「熱けいれん」
筋肉痛や手足のつり、筋肉のけいれんの症状。大量に汗をかくことにより、血液中の塩分濃度が低下することが原因。
「熱疲労」
全身倦怠感や嘔吐、頭痛や集中力判断力の低下の症状。大量に汗をかくことにより身体が脱水症状になるのが原因。
「熱射病」
体温が高く意識障害、ふらつき言動が不自然になる症状。体温の上昇により中枢機能が異常になることが原因。

それぞれの対処法は・・・
「熱失神」「熱疲労」
涼しい場所に運んで、楽な姿勢にし衣類を緩めて水分を補給してあげる。
「熱けいれん」
食塩水を補給してあげる。
「熱射病」
これは死の危険のある症状。できる限り早めに病院へ運ぶことが一番。それまでは、全身に水を掛けたり、濡れタオルを当てたりして身体を冷やすことをすぐに行う。また、大きな血管をアイシングすることも効果的だそうです。首や脇、大タブの付け根など。

熱射病ってのが一番危険だそうで、症状によっては命に関わる。初期の症状をしっかり把握することで対処法を選択しなければならい。間違ったら死って、、とても怖いです。

「意識があるのか?」意識がない場合は、すぐに救急車。
「自力で水分を補給できるか?」自力で水分を補給できなければ、すぐに救急車。
「水分を取って症状が楽になったか?」良くならなかったら医療機関へ。

そして、熱中症は湿度やスポーツ運動などによる体調の変化や水分をどれほど取ったか?また睡眠不足などの健康状態によって、気温が高くない状況でも起こることもあるので、上記の症状をしっかり見極めて対処をすべきだそうです。
世界において日本での熱中症患者数は1.3億人で3万人と高く、男性が全体の2/3だそうです。根性で頑張っちゃう日本人だからなのかな。。。やっぱり、無理はダメなんでしょうね。