偽ブランド取締でMBKに手入れ。うーん。。

タイのニュースをチェックしてたところ、「バンコクのMBKセンターで手入れ 偽ブランド腕時計など押収」が目にとまりました。この背景には、アメリカの通商法におかる知的財産権に対する対外制裁に関する条項、いわゆるスペシャル301条で、タイが「優先監視国」に指定されたことがあるされてます。 偽ブランドやコピー商品を売ってはいけないし、購入して日本に持ってきてもダメとは周知の事実。「偽ブランド品を日本に持ち込むと刑罰があります。
本日は、タイMBKへの手入れに影響した「スペシャル301条」について書こうと思います。ちなみに、過去に日本も「スペシャル301条」で「監視国」とされてた時期がありました。

301条

アメリカのスペシャル301条とは

スペシャル301条とは、アメリカの通商法301条(貿易相手国の不公正な慣行に対して当該国との協議や制裁について定めた条項)のうち、1974年に知的財産権に対する対外制裁に関する条項。知的財産権についての特別版だから「スペシャル」と付けられてます。

つまり、アメリカからみた知的財産権侵害してそうな国に対する制裁に関する法律。

そして、この法律により毎年3月末に「外国貿易障壁報告書」の提出が義務付けられており、その提出後30日以内に「スペシャル301条報告書」を公表します。

この「スペシャル301条報告書」に、知的財産権保護の観点から「306条監視国」「優先国」「優先監視国」「監視国」の指定されます。最も厳しいのが「306条監視国」になり、「優先国」、「優先監視国」、「監視国」の順。ちなみに「優先国」に指定されると、即座に協議され、協議が不調の場合は制裁手続きがあります。

2017年報告の「優先監視国」

そして、2017年報告書による「優先監視国」は、タイ、アルジェリア、アルゼンチン、チリ、中国、インド、インドネシア、クウェート、ロシア、ウクライナ、ベネズエラの11ヵ国でした。

また、「監視国」は、ブラジル、カナダ、コロンビア、コスタリカ、エクアドル、エジプト、ギリシャ、ジャマイカ、スイス、トルコ、ベトナムなど23ヵ国。

【追記】
2019年4月発表によると、努力の成果があったようでタイは優先監視国から監視国になってました。
ちなみに、優先監視国はタイの代わりにサウジアラビアが入り11カ国と変わらず、監視国は2カ国増えて25カ国となってました。

つまり、これらの国は偽物が出回っているとアメリカが判断したことになるのかな。

日本も「優先監視国」だった

現在、日本はスペシャル301条の指定国から外れていますが、1994年~1996年には「優先監視国」とされ、1997年~1999年は「監視国」とされてました。

この指定国を外すのに、
・1995年、科学技術基本法案採択
・1996年、21世紀の知的財産権を考える懇談会(特許庁)
・1997年、21世紀の知的財産権の目指す方向を発表
・2002年、知的財産戦略会議を設置(小泉内閣)
・2002年、知的財産基本法が成立

日本はアメリカさんから指定国を外すため、一生懸命努力しました。

何故に?MBKを手入れしたか

今回、タイも「優先監視国」の指定を受けて、MBKを手入れしたと思われるのですが、明らかにアメリカ向けのジェスチャーという説が濃厚。というのも、MBKより偽ブランドを販売している場所が沢山ありますからね。私からみても、MBKで偽ブランドを買うイメージはないかな。
MBK⇒「バンコクのおすすめショッピングモール

きっと、「タイの繁華街で外国人にある程度の知名度がある場所」でMBKが選ばれたと思うのだが、こんなんではアメリカは認めないと思うんだよな。国として法的整備と組織作りが必要なんでしょうね。アメリカさんの為には。

知的財産を守る観点では、とても重要な事だと思うが、媚びる必要あるの?って思ったりもする。どこの国もアメリカを無視できない現状ってのがねぇ。そこが一番の問題だったり。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
「優先監視国」は「優先国」にならない程度で努力してるんだろうな。でも、あの国とタイが同じってのも解せない。。ダントツでしょ、ipadまで真似るあの国は。

知的財産権の基本は知っておきたいところ。

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