最近バンコクでは、政府のクリーアップキャンペーンとして、様々な場所で露店の撤去が行われています。その波が、バックパッカーの聖地といわれているカオサンにも及んでいるという記事をみかけました。
カオサンを訪れたことのある方ならご存知だと思いますが、カオサンから露店が無くなったら、全く違った場所になってしうかと。ある意味、タイのイメージとしてカオサンを連想する方も多いと思います(私は連想します)。今までのイメージでカオサンに行ったら、残念な結果になってた なんてことが無いように、今回の規制がどんなのかを整理します。カオサンに行ってみようと思う方は、知っておいて損はないかと思います。
カオサン通りとは
カオサン通りを知っている方は、そのまま流して下さい。
まずは、簡単なカオサン通りの紹介をします。
「カオサン」とはタイ語で「白米」の意味になります。元々、この辺には米問屋が多かったことに由来しています。1970〜1980年代からゲストハウス街として賑わいはじめ、ミャンマーやカンボジア、インドやネパールへ旅行するバックパッカーが最初に拠点を置き、情報収集やチケットの手配などをすることが多かった通りになります。そんなこともあり、旅行者の間ではバックパッカーの聖地と呼ばれるようになりました。
近年では、インターネットの普及により、情報収集やチケットの手配が容易にできるようになり、従来の目的でカオサンを訪れる旅行者は少なくなりました。その流れもあって、外国人用のレストランやショップ、露店などを目当てとした旅行者用のお店へと変更されているところも多くなってきています。
私にとってのカオサン通り
私も、ここ最近は案内で毎回のようにカオサンに行ってますが、友人が買い物をしている間は、オープンレストランでソムタムをつまみながらビールを飲んで待っています。周りの客も欧米人ばかりで、のんびり休暇を楽しんでいる若者が多くいます。また、夜になると人気のクラブやライブハウスも数カ所ありますので、欧米人中心に盛り上がります。何度かクラブに行ったことありますが、ものすごく盛り上がってました。ただし、欧米人が多くアジア人にはアウェイ感がかなりありました。
ちなみに、一般のタイ人に「カオサンはどう?」と聞くと、多くの人が「危険だから行かない」と言います。タイ人にとっては、酔っ払いの白人が多くいて、それをターゲットにしたタイ人、ミャンマー、ラオス人が多いというイメージだそうです。タイ語学校のお嬢様先生は、「絶対に行かない!」と言ってました。
ただし、私個人としてはカオサンは好きです。欧米人、東洋人、東南アジア人がごった返して、一瞬、ここは何処?と思ってしまうところが気に入ってます。そして、何となく油断ならないところが、日本じゃない外国にいるんだという感覚になります。
今回のカオサン屋台規制内容
そんな、欧米人やらアジア人が入り交じっているカオサン通りの露店に規制が入るようです。
現在は月曜日のみ露店出店が禁止されていましたが、バンコク首都圏庁によると、出店できる日時を木曜日から日曜日までの18時から深夜0時までとし、さらに出店も道路の片側のみに規制するとのこと。
この規制が行われたら、昼間のカオサン通りは殺風景になると思われます。以前、カオサンに泊まったことがありますが、午前中のカオサンは露店も出てなく、人通りも少なくて、夜の雰囲気とは全く違い殺風景でした。ようやく午後になると、露店が出始めて少しずつ賑わいが出てきました。もし規制が行われたら、午前中のような時間が多くなると予測されます。
今後のカオサンはどうなる
もちろん、今回の規制に関して、カオサン通りの露天商は、収入の激減に繋がると反発をしているそうです。営業時間を削られる訳ですから、売上げが下がるのは目に見えてます。そして、露店が出てないということは、昼の観光客も来なくなるので、全体的に集客は落ちることになります。
ただし、夜のカオサンの賑わいは変わらないかなと思います。カオサン通りの半分以上に椅子が置かれ、バケツカクテルを飲みながら騒ぐ雰囲気は、そのまま残るんじゃないかと。昼の比率が減ると思うので、夜の通りというイメージが強くなるような気がします。日本でいう六本木かな。
今回の規制に関して私の意見になりますが、カオサン通りの露天商は、そのままで良いんじゃないかと思います。地元住人が大反対っていうのなら話は別ですが、バンコクの美観という観点なら、カオサンに手を入れると返って美観が損なわれるような気がしてます。カオサンはカオサンで美観になっている と思います。
カオサンの楽しみ方
最後に、カオサンに行ったこと無い方、または久しぶりに行こうとう方に、私のお薦めの過ごし方をご紹介したいと思います。
カオサン昼の楽しみ方
カオサン通りと平行してあるラムブトリ通りを、ぐるっと一周ブラブラと買い物をしながら歩く。途中でフットマッサージをしても良いし、休憩して軽食とビールを飲んでも良いかも。休憩の場所はラムブトリ通りの方が、落ち着いたお店が多いと思います。
カオサン夜の楽しみ方
カオサン通りでバケツカクテルを飲みながら、わいわい騒ぐ。クラブやライブハウスで盛り上がるのも良いですね。有名なクラブとしては、カオサン通り中程にある「ザ・クラブ」。それか、カオサン通りのバディロッジ奥かラムブトリ通りのスタードームイン近くにあるライブハウスで盛り上がるのも良いかと。
私が、バンコクに初めてくる友人を案内する際は、カオサンを案内することが多いです。観光名所の三大寺院との流れも良いもありますが、カオサンには私が感じるバンコクがあると思っています。
今回の規制によって、どうなるか分かりませんが、規制が入る前にカオサンに行った事無い方は行ってみて欲しいですね。きっと楽しめると思います。ただし、いろんな人がいますので、最新の注意だけは怠らないで下さい。
〜thaiuniおっさんのつぶやき〜
生まれて初めて、カオサンで白人女性をナンパしました。ただし、5分でふられました。ふられた理由は英語が話せないから。。この時、英語を習おう!って真剣に思って駅前留学をはじめたんだよな。苦笑