タイと日本は5倍の差がある
海外に行って気になる事の一つが、その国の物価。日本と比べてどのくらいなのか?食事は?ホテルは?家賃は?など。人にもよりますが、タイの物価は日本の1/5と言う人や1/3と言う人も。どの部分で比べるかによりますが、このほど、タイ統計局が2015年1月〜12月にタイ国内の約5万2000世帯で実施した調査で、世帯当たりで出したところ、タイの平均月収は26,915バーツ(約86,128円※2016年4月レート)でした。
タイの平均世帯年収
これを年収にしてみると、32,2980バーツ(約1,033,536円)になります。1世帯当たりの平均年収が100万円だから、5人いたら一人あたりは20万円で1年間生活をするという事になるのかな。
ちなみに9年前の2006年は、世帯平均月収が17,787バーツでしたから、151%(9128バーツアップ)してます。ここ10年でもかなりの変化をしていることが分かります。
タイでは、いろんなものの値段が上がっているなと思っていたら、かなりのペースで世帯収入も上がっていました。
日本の平均世帯年収
では、日本の平均世帯年収はどうかというと、2015年度調査で529万円。タイの5倍になります。うーん、何となく5倍もないんじゃないか?と思ってしまった私は、9年前を調べてみたところ、2006年は546.8万円。つまり、ここ9年で96.7%(約19万円ダウン)でした。
参照データ:厚生労働省「国民生活基礎調査の概要」
タイでは全体的に上がっているけど、日本では全体的に下がっている。だから、以前からタイへ行き来している人にとっては、タイの物価がかなり上がったなと思うのは当然のことでした。
タイと日本の個人平均年収
世帯収入と言えば、二人以上ということになります。現在のタイと日本では家族構成も違ってることが多いので、個人収入に関してはどうかと調べてみたところ。
一人当りの平均月収※2015年
タイ 29,478円(9,212バーツ)
日本 345,000円
参照データ:国税庁「民間給与実態統計」
うぬ、10倍違っとる。
データの取り方もそれぞれ違いますから正確には言えませんが、どちらにしても、日本は個人で稼ぐには良い国と言えそうです。ただし、その分の出費もかさみますので、節約しながらコツコツ働けば、タイで働く事を考えたら10倍の効果があるってことになるかと。
逆にタイでコツコツ働いても、お金は貯まらないってことにもなります。何倍かに化ける商売をしないと、タイでは儲からないってことですね。
お金貯めるには都心ですな
よく「タイと日本の年収ってどのくらい違うの?」と聞かれることがあります。実は、その答えを正確に答えることが難しかったりします。というのは、タイにおいても地域や職業によって収入は変わってきますし、日本とタイとでは農業に携わる人の比率が圧倒的に違います。タイの方が、お金がさほど必要なくて生きて行ける人たちが多くいるんじゃないかと思ってます。
最後に、タイの地域別平均月収がありましたので、ご参考程度に。
バンコク首都圏 41,002バーツ
中部 26,601バーツ
北部 18,952バーツ
東北部 21,094バーツ
南部 26,286バーツ
これを見れば、みんなバンコク首都圏に出稼ぎに来ますわ。ただ、その分バンコクは支出がダントツ多いんですけどね。
〜thaiuniおっさんのつぶやき〜
日本にいるタイ人がバチンコ好きと良く聞く。せっかく日本で稼いだお金をパチンコで負けると聞くと・・コツコツ貯める事って難しいですよね〜