熊本地震とタイの地震で思うこと。

タイのこと
熊本県防災情報ページより

熊本地方では今でも余震が続いております。十分にお気をつけください。

今回の熊本地震は直下型の震度7、本震は16日午前1時25分頃に起きたものとされており、マグニチュード7.3との見解がありました。同規模の地震では、2010年1月に起きたハイチ地震がマグニチュード7.0となります。今回の熊本地震の被害がどれほどになるか分かりませんが、ハイチ地震での被害は2010年3月復興支援会合での発表では死者が22万2570人、行方不明者869人でありましたので、ハイチ地震が首都で起きたとは言え、いかに日本が地震に対して強い国かが伺えたと思います。
では、タイでの地震と言えば2004年に起きたスマトラ沖地震が記憶に新しいですが、どこで起きる可能性があるのかを、熊本地方の活断層とタイの活断層の図をみて考えようかと。

スポンサーリンク

熊本とタイの活断層

熊本県防災情報ページより

九州地方って地震のイメージ少なかったけど、活断層がこんなにもあったとは。

タイの活断層

タイ王国工業省鉱物資源局

九州地方以上にタイと地震は結びつかなかった私ですが、プーケットの沖やカンチャナブリーの北西、そしてタイの北部、ランパーン、チェンマイ、チェンライには活断層がありました。

つまりは、この地区であったら大きい地震がいつ起こっても不思議でないってことになるんですかね。。すみません、地震に関しては全くの素人なので感覚値になりますが。

タイでも頻繁に地震が起きてました

少し古いですがタイにおける体感地震の記録例がありました。
2014年1月16日 スラタニ M4
2014年2月21日 ランパーン M2.6
2014年4月9日 パラオパヤオ M3.3
2014年5月5日 チェンライ M6.0(観測史上最大)余震多数
2014年6月2日 チェンライ M3.3含め8回観測
2014年6月17日 ナーン M3.3
2014年6月26日 チェンライ M3.2
2014年7月14日 チェンライ M4.3
2014年7月20日 チェンマイ M2.6
2014年7月28日 チェンライ M3.6
2014年8月25日 チェンライ M4.8
※2014年8月26日更新分まで

タイでも頻繁に地震は起きてました。やはり活断層がある付近で頻繁に地震があるようです。
最近、私はもっぱらバンコクとパタヤだけなので、地震とは無縁のエリアばかりに行ってましたので、「タイ=地震」のイメージが全くなかったんだと思います。

とは言うものの、バンコクと近郊のサムットプラカン県はスマトラ沖地震の後に自然資源・環境省によって、地盤が軟弱であることから地震の振幅が伝わりやすく、バンコクにある高層ビルには耐震性を持たないもの多いとして、2番目に震災危険度の高い地区に分類されてました。

つまり、バンコクで大きな地震が起きたら、かなりヤバイってことになります。。

防災に関してはタイも日本も一緒です

やはり、ここは防災対策をしっかりしておく必要があると思います。私の中では日本人って地震に対する対策はしっかりしている方ではないかと思っております。それに比べタイ人ってどうなのかな?と。もし一緒にいて慌てられても困るので、タイ語版で「地震防災ガイド」がありましたので、知り合いにタイ人がいたら見せてあげると良いかもしれません。

防災地震ガイド คูมือการรับมือ แผนดินไหว
http://www.thaiembassy.jp/rte3/consulardoc/thaiearthquake.pdf

備えあれば憂いなしですからね。情報だけでも頭に入れとくだけで、二次災害を避けることができると思います。

最後に、まずは熊本地方の余震が収まることを願うばかりです。日本ではいつ地震が起きるかわかりませんので、防災だけはしっかりしておきたい。あらためて思いました。

~thaiuniおっさんおつぶやき~
熊本地震発生してからyoutubeにて名前を熊本とかに変えて、全く関係ない地震動画をアップしてアクセスを増やしている輩がいるそうです。。そんな輩は永久に追放したい。緊急時は情報が命なのに、何を考えているのやら・・