タイ人に人気の多慶屋(タケヤ)から日本の販売店戦略を考えてみる

約3年前のブログで「日本観光でタイ人がよくいくお店。多慶屋」を紹介しました。当時、タイ語学校の先生に聞いた話でした。よく調べてみると、実はタイ人が多く多慶屋に行き始めたのは、話を聞いた2013年頃らしく、まさに当時の旬な情報でした。

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タイ人に人気のタケヤから日本の販売店戦略を考えてみる

そして、2013年7月から観光で日本に訪れるタイ人の入国ビザが不要になったのと、昨年までのバーツ高によって、多くのタイ人が観光で日本に来るようになりました。先月2016年5月においては、訪日タイ人の数が約85000人になり、東南アジアではNo.1の来日数になります。現在でも多くのタイ人が多慶屋に買い物に行っており、ここ数年は多くの百貨店やディスカウントショップが売上で苦しんでいますが、多慶屋には多くのお客様がいて外国語が飛び交っているそうです。今日は多慶屋がタイ人のマーケットを掴む為に何をしたのか?そして、これからタイ人(東南アジア)のマーケットを掴むためには何をすべきか?私なりに考えてみました。

多慶屋

多慶屋とは

まずは、多慶屋について少し調べてみました。
東京の仲御徒町交差点、春日通りと昭和通りが交差する一角のみに8店舗構えるお店。
戦後に質屋として開業し、1960年代に貴金属や置物を中心に新品を割り引いて売るようになり。1990年代に隣の同業ライバル店のビルを購入し、食料品や衣料品を売るようなりスーパーマーケットのような店舗になり、次々に近隣のビルを購入し医療品、文具、酒などを増設していろんな物を扱うディスカウントストアーになったそうです。2014年には多慶屋SELECT店をオープンしました。

社名:株式会社多慶屋
本社所在地:東京都台東区台東4-33-2
資本金:2億円
売上高:284億円(2015年2月期)

お店の特徴としては色が紫色に統一されていること。当時から紫を使ったお店は少なく、他の差別化として目立ってたそうです。ちなみに、多慶屋の由来は、創業者竹谷(たけたに)氏の苗字がタケヤと読めることから、多くの喜びを与えるお店として付けられたと言われているそうです。

外国人接客として、以前は店内アナウンスを英語、中国語、韓国語などでで行っていたようですが、現在はタイ語やロシア語なども加わり、その現地語によるポップなどはもちろん、フロアによっては現地語が話せるスタッフを置いたり、タブレットなどで通信をしながら通訳によるサービスなどもあります。

どのようにタイ人に広まったか

観光で日本に来たタイ人に絶大な人気のある多慶屋。お店の方によると、タイ人が増え始めたのは2013年頃。タイ人が増えたなと思って、タイ人の売れ筋を充実させたところ、その充実と共に中国人も増えていったそうです。
そして驚くべきことは、これといったプロモーションをしてないこと。どうやらSNSによりタイ人の間で情報が広がったのきっかけになり、「日本でお土産買うならここ」みたいになったようです。中には「女性は特に行っていけない、なぜならこのお店はこの世の天国だから」みたいなコメントも。

ここに来ればお土産が1ヶ所で済むし、分かりやすい紫色のビルというのも拡散された原因だと言われています。

以前に何度も書きましたが、タイ人マーケットにおいてSNS戦略は必須です。多慶屋さんの場合は自然と広がったラッキーなケースと言えるかもしれません。

タイ人への販売戦略

タイ人による多慶屋での買い物は、爆買中国人にも負けないくらいと言われてます。かなりのお金を落としていくそうです。このマーケットを取り入れる為の施策を考えてみました。パッと考えただけなので、その点はご承知おきください。

1.分かりやすいタイ語案内ポスターを貼る
フロアでもブース毎でも良いので、入口付近にタイ語でフロア案内を作ってあげる。そして、タイ人ようこそ♪などの歓迎コメントを入れたりする。

2.売れ筋にはタイ語で説明ポップを作成
タイ語を中心としたポップ作成をして、タイ人がひと目で分かるようにする。それも、商品名とか単語説明だけでなく、説明文章をいれて面白く作成をする。

3.撮影すべてOKにする
防犯上まずいとなれば記念写真場所などを作ってあげたい。できれば店内のほとんどは撮影OKにする。

4.タイ語対応スタッフを常駐させる
店内案内や商品説明はもちろん、滞在中に困ったことの対応もしてあげると喜ぶと思います。タイ語で病院や薬の買い方、郵便の仕方などの冊子をプレゼントしてあげてもよいかも。考えればいくつでも出てきます。

要は、タイ人がSNSで拡散したくなるお店にすることが重要になるかと。その為には3.撮影OKは必須です。

日本の終わっている現状

少し話がずれますが、先週末の代々木公園で行われてた蕎麦と日本酒イベントにてアイドルが会場でミニコンサートをしていましたが、「撮影禁止」ってなってました。。別にアイドルに興味はなかったけど、撮影禁止ってのが面白くて看板だけ撮影しようとしたら、「コンサート中はやめて下さい!」と。何故かと理由を聞いたら、主催者「日○放送」の意向だと。。このイベント終わってんなと思った瞬間でした。

事務所とか日○放送の意向なんだか知りませんが、アイドルとかイベントって拡散されてナンボじゃないかと。タイのイベントで来たトップスターに撮影禁止って言われたことないし、それとは逆に撮影をして拡散して欲しいって感じだったのに、日本が主催するイベントは。。事務所がダメっていうなら、そんなアイドル呼ばなきゃいいのにって思う。

こんな訳のわからないイベントしか主催できない日本だからこそ、まだまだSNS戦略での成功は在り得ると考えています。ちなみに、タイ人に人気の多慶屋さんも店内は撮影禁止が多いとのこと。紫ってビルとディスカウントショップというのだけで人気なので、他のディスカウントショップはまだまだ入り込む余地があるんじゃないかと思ってます。もちろん、商品構成などの充実が大前提になりますが。

SNSをどう使うか

「タイ人は写真が大好き」このことはタイ好きなら、ほどんとが知っています。そして、タイ人は映ることに何の抵抗もない人が多いことも。何度か「一緒に撮っても良い?」とタイ人に聞いたことがあって、その90%以上は快く承諾してくれました。そして、その写真を送ってくれと頼まれることも。

twitter、facebook、InstagramなどSNSには写真が必須。写真NGだと広がるものも広がらない。タイ人が写真を撮りたくなって、それを拡散したくなるお店作りをすれば、月に約85000人マーケットの一部が転がり込んでくるんじゃないかな。

日本の常識にとらわれないことが必要じゃないかって思う。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
週末に蕎麦好きな私が行った代々木公園のイベントはとても残念でした。蕎麦700円、日本酒300~500円、蕎麦は乱雑に作られた感じだし、日本酒はそんなに珍しいものあるわけでもなく、自分たちで購入した方が貴重なものが多かった。タイフェス見習えって声を大にして言いたくなる。

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