「GATE」面白かったけど、このような作品は荒れるんだなぁ

日本のアニメ

ワンパンマンが終わってしまい、毎週楽しみにしていたアニメがなくなって2ヶ月近く経って、ようやく面白い作品だと思えたのが「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」。昨晩、第一話を見たら止まらなくなってしまい、現在放映中の第二部最新まで計17話を全て観てしまった(午前3時までかかった)。
このアニメの簡単あらすじは、日本の銀座に突然に「ゲート・門」ができて、その中から異次元世界の兵士が攻めて来る。その異次元の兵士ゴブリンとかドラゴンを自衛隊が制圧をして、逆に日本自衛隊がゲートに入り込み異次元世界を制圧に向かう話。ちょっと簡単すぎるかな。。でも、おじさんである私にはとても笑えて面白いアニメでありました。

現実とファンタジー世界の融合ってことで、中世の騎士団とか妖精とか魔術師、はたまた悪魔まで出てくる、ごっちゃごちゃの内容ですが、一話一話に訴える部分があって最後はまとまるような感じになってます。その訴える部分には、自衛隊の存在価値やら日本が世界における立ち位置、人種問題や奴隷制度などを織り交ぜたり、はたまた政治についても風刺してます。ですので、この作品の評価をみると、その辺りに敏感な人は、叩いている人が多かったです。それに関しては何のコメントもありません。つっこまないし、つっこまれたくもありません。
まぁ、視点が違えば考えも違ってくるので、人は人ってことで、私の視点からこの作品を評価してみると。

「ぜひ、世界の人に見てもらいたい作品」と高い評価になります。

理由としては、日本人というのを上手く表現しているから。奥底に深い部分はあるのは分かりますが、アニメなどで表現するには分かりやすいのが良いと考えます。今の日本は何をしようと考えているのか、今まで日本がとってきた行動には何の意味があるのか、その部分がまるでNHKのアニメのようにわかり易く伝わってきます。ただ、自衛隊がバンバン人を殺したり、海外の工作員と戦ったりなどは見ないことにしてます。
もう一つとして、ごちゃまぜな部分。映画「戦国自衛隊」や「地獄の黙示録」の要素を入れてリアルな部分を出すかと思いきや、ファンタジーの世界から魔導師やエルフ、死と断罪の神、王女様、キャットピープルが出てきたりと、登場人物や時代設定がごっちゃごちゃ。何でもあり!みたいな登場人物のキャラを何とかまとめているところが凄いとこ。個人的にはファンタジー系は苦手な部分でもありましたが、この作品はOKでした。

気になるキャラクターとしては、死と断罪の神、エムロイに仕える亜神ロゥリィ・エム・マーキュリー。962歳の少女。声優である種田梨沙さんが良いんですよね!

作者は柳内たくみ(やないたくみ)さん。元自衛官の経験があり自営業を開業する傍ら書いたそうです。それ以上の略歴が詳しく出てませんでした。まずは小説を読んでみようかと思います。

もう一つ、最近のお気にりアニメとして「僕だけがいない街」もおすすめしたいですが、この作品は笑えないけど面白い。冬のおすすめアニメとしてはこの2作品が私のイチオシ。
ちなみにどっちか選べと言われたら、やっぱりワンパンマンのように笑える系が好きなんで「GATE」かな。お時間ある方は両方とも観てください。

タイでこのアニメの評価ってどうなんだろう。MBKのアニメイトに来ているアニメファンに聞いてみたいな。それより置いてあるかな?来月調べてみようと思います。