プーケットのホテルで感電死。タイでは注意すべき

タイのこと

タイのニュースをチェックしていると、「2017年3月23日夜、プーケットのホテルで従業員のミャンマー人夫婦が感電死」とありました。二人はホテル客室の浴室で見つかっており、二人とも手に火傷があり女性の手は金属製のシャワーヘッドを握った状態だったそうです。どうやら、二人で清掃作業をしていたところ女性が漏電で倒れ、助けに行った男性も同様に感電をしたとみられています。ちなみに、警察の発表ではプーケットのホテル名は明らかにされてません。
ホテル名発表しろよ!と私も含め思う方も多いと思いますが、この辺りはタイ事情かなとも。もっと話が広がったら公表されるのでしょうが、利用する側としてはね。。安全にタイを楽しんでもらうためにも、情報だけは入れておきたいかと。本日は、タイにおける感電事故とその対処方法ををまとめてみます。アジアのホテルでは危険が伴う可能性があるので、知っておいて損はなさそうです。

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タイにおける感電事故

ここ10年で起きた感電死事故をピックアップしてみると

・2009年9月 排水路敷設中に誤って電線に触れ2名感電死
・2010年1月 事故現場に駆けつけた野次馬が感電死
・2010年3月 水遊びをしていた少年二名が感電死
・2012年3月 ホテルのプールで宿泊客が感電死
・2014年5月 スクンビットのコンドミニアムで外国人二名が感電死
※参照:http://sirabee.com/2015/08/10/44823/

そして、私の記憶でも新しい、2016年5月にシラチャーで起きた「邦人女性の感電失神」。日本人用のマッサージ兼温浴施設でシャワー使用中に感電をして失神。幸いにもスグに発見され近くの病院に担ぎ込まれ一命を取り留めました。実は、この後に電気系統を調べにきたタイ人技術者が、感電して死亡していました。

タイでは、このような感電事故が頻発しているようです。この事故もしかり、プーケットの事故もしかり、特に多いのが電気シャワーでの感電事故になるそうです。

何故、感電事故が多いのか?

明らかに、タイにおいては感電死事故が多いのですが、その原因にはタイならではの事情があるようです。主な原因を五つあげてみると。

1.電力会社による各家庭の漏電チェックが義務付けられてない。
日本で義務付けられているものが、タイではありません。タイの多くの電気技術者は漏電チェック機器を持っていないようです。

2.タイの電圧が230V。
日本の電圧は100Vになります。タイの電圧のが数倍高く、漏電した際の危険性は4倍にもなります。

3.タイの電気工事に問題。
集合住宅などの工事の際に、電線を通す管工事にて管の中のギザギザを放置したまま通したりして電線を傷つけ、漏電の原因になったります。

4.電気器具が故障しやすい。
タイでは電圧が不安定な時もあり、電気器具が故障しやすい。また、非正規品も多く出回っており、それらが原因で漏電するケースもあります。

5.ねずみが多い
ねずみが配線のカバーを食い破り、そこに雨水などで漏電することが多くあります。

この他にも理由がいくつかありますが、間違いなく言えるのは、「タイは日本の安全基準で考えてはダメ」ということ。極端な話ですが、タイでは安全対策をしているところと、してないところとでは、天と地の違いがありそうです。そう考えると安全対策をしっかりしているところを利用したいです。

やはり公表してほしい

プーケットの感電死事故に関して、警察の発表ではホテル名を明らかにしませんでした。まだ、調査中だとはいえ、電気温水器による漏電で感電したとみられているので、もしかしたら宿泊客が被害にあったかもしれません。そのような危険性のあるホテルは公表すべきだと思う。

私達が安全にプーケット旅行を楽しめる為にもお願いしたい。これから利用しそうな全てのホテルに安全対策をして欲しいし、そこから温浴施設などにもつながって欲しい。何事も優先順位がありますが、早めに対応して欲しいと願うばかりです。

~thaiuniおっさんのつぶやき~
シャワー浴びてたら感電したって怖い。タイは電気温水器が多いので、十分に注意をしたいところですな。

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