タイのチョンブリー県シラチャーに、今月21日にイオンモールがオープンするニュースがありました。
この前のブログシラチャーにレオパレス21でも書きましたが、バンコクに次いで日本人が多い街になります。近くには大きな港やタイでも有数な工場地帯があり、そして多くの日本企業の工場もあります。そんな地区に日本で馴染みがあるイオンモールが出るってことで、日本人には嬉しいことになるだろうと。
しかし、一方でイオンモールってタイで受けるのかな?という疑問もあります。というのも、バンコクのイオンモールに何件か入ったことがあるのですが、閑散として賑わっている雰囲気が全くありませんでしたし、バンコク市内でしたら一等地にも店舗があるので、利益出てないんじゃないかと。それなんで、実際タイのイオンモールってどうなのよって調べてみました。
タイイオンの企業情報は以下になります。
社名:AEON(Thailand)CO.,LTD
設立:1984年12月
資本金:5億5820万バーツ
代表取締役:生田 政光
イオンホームページより店舗を調べたところ、現在イオンはタイに78店舗展開中(2015年10月)ですが、地図の通りほとんどがバンコクに集中しています。右下の二つあたりがシラチャ地区になり、今回はもう一店舗が追加されることになります。
さらに、この地図のバンコク地区を拡大してみたところ
バンコク市内のイオン(マックスバリュー)はBTS沿いや地下鉄沿いに多くあり、特にスクンビット沿いに集中しています。
私のイオン利用は姫路で働いていた時になります。大型店舗で大型駐車場が完備されており、地方都市としては休憩の場所やイベントなども開くスペースがあり、とても利用価値の高い施設だったと覚えてます。ただ、都内に住むようになってからイオン利用はほとんどありません。バンコクと言えば東京23区のようなものです。23区内に、にこれだけのイオン店舗を点在させるイメージがわきません。あきらかにバンコクイオンの事業展開が日本とは違うのが分かります。
この違いは店舗をみると分かるのですが、スクンビット近くのイオンを何店か行きましたが、大型店舗というより少し大きめのコンビニに近いようなイメージがありました。
タイに行かれた方はご存知だと思いますが、街中では屋台などが多く出ており、果物や食べ物は安く購入ができます。また、バンコク市内ですと大型ショッピングモールも各地にありますので、衛生面でもしっかりした大型スーパーにてワンランク上の食材を購入することも可能です。買い物という点では飽和状態になりつつあるバンコクで小型イオン店ということは、タイイオンの展開はカードや金融展開に重きを置いていると予測ができるかと。
タイ人に関してあくまでも私個人のイメージですが、カード購入やローンなどで買い物をバンバンする人が多いと思います。中には無計画の人も多くて、困ってから考えるみたいな人は日本人より多いと感じます。つまり、借りるのに抵抗がない人が多いので、気軽に借金できる状態にあった方が利用頻度が高くなる。バンコク市内にこれだけの店舗があれば、日本のコンビニ銀行のような使い方も十分にできるかと思います。
今回、シラチャ地区へのオープンは大型店舗ですが、日本人がいる地区ということで、ショッピングニーズもありますが、同時にカード利用などを狙った戦略もあるんだなぁと。
イオングループは、以前にジャスコのタイ進出で一度失敗していますが、失敗を糧にイオンさんが東南アジア地区でがんばって欲しいと思います。
ただ、私はカード作らないな。。だってこれ以上増えたら管理ができなくなりますから。