タイと日本の選挙を比較。投票しなかったら罰則にしちゃえば。

タイの法律

ども!タイウニです。

本日は、タイと日本の選挙について。

投票率の悪い日本、どうしたら投票率が上がるのか?私なりに考えてみました。

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タイと日本の選挙を比較。投票しなかったら罰則にしちゃえば。

タイ

参議院選挙の投票が終わり、選挙運動などが無くなって街は静かになりました。

今回、個人的に応援していた立候補者は、落選をしてしまい残念でしたが、それよりも、投票率の悪さに嫌悪感すら覚えました。

速報値による今回の投票率は、全国平均54.70%、18歳が51.17%(男性49.43%、女性53.01%)、19歳が39.66%(男性37.31%、女性42.11%)でした。

ちなみに、前回2013年参議院選挙の投票率は52.61%、20代33.37%、30代43.78%よりは上回ったようです。

しかし、これってあり得なく低いと思うのは私だけでしょうか?

だって、少し古いデータになりますがタイ投票率は、2011年では約75%。(ただし、2014年度は反政府デモなどで投票所閉鎖などの影響もあり45.8%でした。)

あまり、ブログで政治関連は書こうと思ってませんので、さらーっと、どうしたら日本の投票率が上がるかを考えたいと思います。

タイと日本の選挙制を比較

 タイ日本
国会二院制
上院(定数200)
下院(定数500)
二院制
参議院(定数242)
衆議院(定数475)
選挙権18歳以上18歳以上
被選挙権上院40歳以上
下院25歳以上
参議院30歳以上
衆議院25歳以上

タイにおける現制度選挙の歴史は浅いですが、日本とほぼ同じようなシステムになっています。

それぞれの人口から考えると、タイの方が議員が多いことになりますね。

日本では、議員数削減なども叫ばれていますので、将来はタイでも同じような事が叫ばれるかもしれません。

投票所などは、日本と同様に小学校や公共の場所に設置されます。

タイの選挙の特徴

ただし、タイの投票時間は7:00〜〜15:00と日本より短くなってます。

また、選挙日前日の夕方から、タイ全土で酒類の販売が飲食店も含め禁止されます。

ここはタイっぽいところですね。

また、タイの有権者名簿作成は「タビアンバーン」という日本でいう家の登記簿と戸籍、住民票の中間にあたるものに基づいて作成されます。

このタビアンバーン登録には、持ち家であることが条件になっているので、貸家とかでは登録はできないことが特徴。

ですので、バンコクとかで出稼ぎに来ている人たちは、選挙日になると田舎に帰る人が多くなるそうです。

日本の場合は、住民票が登録されているところ(3ヶ月以上)で選挙人名簿に登録されます。

つまり、日本の方が選挙に行きやすいと言えるかな。

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日本人はタイにいても投票できる

私は海外に住んだことがありません。

ですので、海外生活者がどのように選挙に行っているか?知りませんでした。もしかしたら、今後は住むかもしれませんので、在外日本人の選挙権について調べてみました。

在外選挙・国民投票

日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人は在外投票ができます。

この場合、日本と同様で3ヶ月以上住んでいる事が必要になります。

ただし、この在外選挙に関しては、選挙名簿に登録しなければならない手間があります。「在外選挙の登録申請の流れ

2012年の衆院選挙時の名簿数は、10万5836人となっており、海外に住んでいる人の一握り程度しかいないことになります。

タイだけで、最低10万人の日本人がいるって言われてますからね。

過去の在外投票率は2010年参院選は24.41%、2012年衆院選は20.38%とかなり低い数字でした。

面倒な申請を行った真面目な人でも、この投票率ってことになります。

ちなみに、この数字は全体なので、タイにおける在外投票率はもっと低いんじゃないかと思ったりします。

タイ在住日本人の申請場所

それでも、一人でも多くの日本人が選挙に行って政治に興味をもってもらいたいと思うので、これからタイに行く方へタイの申請場所を明記しておきます。

タイに住むようになったら、速攻申請しましょう。

・在チェンマイ日本国総領事館

チェンマイ県、ランパーン県、ランプーン県、チェンライ県、パヤオ県、メーホンソーン県、ナーン県、プレー県、ウタラディット県

・在タイ日本国大使館

上記住所以外の地域

実はある!選挙に行かない人への罰則

「選挙に行かない人には罰則を与えたらどうなるか?」

私が、以前から思っていたことの一つになります。

実際に罰則を与えている国はいくつかあります。代表的なのをいくつか紹介しますと。

オーストラリアの罰則

罰金(原則20豪ドル。裁判所で争うと50豪ドル以下、及び裁判費用も負担。

シンガポールの罰則

選挙人名簿から抹消。棄権がやむを得ないものであったことを明示するか、5シンガポール・ドルを支払えば、選挙人名簿再登録可能。

スイスの罰則(シュフハウゼン州のみ)

罰金(3スイスフラン)

ベルギーの罰則

罰金(5〜10ユーロ。2回目以降は10〜25ユーロ)。選挙制限あり

タイの罰則

次回の同種選挙の被選挙権剥奪。

など、以上は罰則に対して厳格に行う国になります。

また、罰則適用が厳格ではありませんが、罰則を設けている国としては、アルゼンチン、エジプト、ギリシャ、トルコ、ブラジル、ペルー、モンゴル、他、多くの国があります。

選挙について考えなおしたいよね!

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日本の投票率をあげるには

個人的に、罰則を日本に導入しちゃえば?と思ったりします。

だって、日本の三大権利として参政権がありますが、それを放棄してよいと規定されているかといって放棄した人と、諦めないで選挙に行った人を同等に見るのはどうかと思うんですよね。

せめて罰則までいかなくても、誰が行ったかが分かるようなシステムがあったら良いのにと。

若者は、おっさんおばさんで法律とか決めて良いの?

今回の投票率を見ると、やはりおっさん・おばさん以上で決めたといっても過言ではないんじゃないかな。

これからの日本を、担うのはおっさん・おばさんでなく若い世代なのにね。

若者であろうとなかろうと、選挙に行った人とは日本の将来について話したいと思うけど、選挙に行ってない人から、今の政治や社会の不満を聞きたくない。と思うのは私だけだろうか?

政治不安によって、投票所に入れず投票ができないタイに比べると、日本は言論も意見も自由にできる素晴らしい国だと思う。

そんな、国を真剣に考える機会が選挙ではないでしょうか?30年後の日本にいるのは今の若者達です。

私たち40代以上が「今の若者が政治に興味を持つよう」努力をしていかなければならないと思うんです。

〜thaiuniおっさんのつぶやき〜
何事も興味を持たないと面白くないと思う。代議士の秘書をしてた友人に出会ったから政治を面白く見れるようになったかも。当時は政治政治ってうるさいやつと思ってましたが、今では感謝です。