タイ国際航空、全日本空輸、日本航空のCA募集要項を比較してみた

タイの会社

ここ数年、経営再建を進めてきたタイ国際航空が、経営再計画の第2ステージとして、客室乗務員(CA)565人を募集すると発表がありました。今回の募集は、路線拡大の為の増員であり、3年契約となります。
タイにおいて、タイ国際航空は人気企業であり多くのタイ人が憧れると聞きます。また、日本でも2017年度新卒人気企業文系総合ランキングで、全日本空輸(ANA)が2位、日本航空(JAL)が4位となっており、航空会社は相変わらずの人気企業になっています。何となく、CAは背が高くて綺麗な人がなると思っていたのですが、実際はどのような人が応募して合格しているのか?を知りたく、TG、ANA、JAL、それぞれの募集要項を比較してみました。

1983年放映のスチュワーデス物語「ドジでのろまなカメ」は流行語大賞にもノミネートされましたね。
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私がタイ渡航によく利用する航空3社のCA募集要項

タイへ渡航する航空会社はいくつかありますが、今回は私が好きな航空会社3社を調べてみました。TGは今回の募集要項と数年前の募集要項(現在、日本でのCA募集は行ってませんので)、ANAとJALはWEBページから参照しております。
まずは日本の航空会社2社から。それぞれ2016年11月からの勤務対象になります。

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全日本空輸(ANA)の募集要項 現役客室乗務員(国際線)

【応募資格】
・応募時点で現役客室乗務員として働いているもの
・応募時点で専門学校、高等専門学校、短期大学、4年制大学または大学院を卒業しているもの
【英語能力】
2次選考時に英語証票提出(指定あり、TOEFLなどは対象外)
【身体】
・裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上
・航空機乗務に際し必要な体力を有し、呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと。
【その他】
・東京国際空港に公共交通機関を利用し90分以内で通勤可能な場所に居住または居住予定の方
※参照 http://ana-career.com/ca/recruitment2.html

日本航空(JAL)の募集要項 既卒募集

【応募資格】
・2016年10月末時点で専門学校・短期大学・高等専門学校・4年制大学または大学院(修士課程)を既に卒業・修了されている方。
【英語能力】
TOEIC600点以上、または同程度の英語力
【身体】
・裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上
・呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎等が航空機乗務に支障なく、必要な体力を有し、心身ともに健康な方。
【その他】
・土曜・日曜・祝祭日、年末年始を問わず、早朝および深夜を含む交替制勤務が可能な方。
※参照http://www.job-jal.com/recruitment/04_2.html

懐かしい!ありえないほどの大きなリアクション!
当時でも笑えたので、今ならもっと笑えると思います。
実は、当時は監督が高齢というのもなり、
リアクションを大きくしないとOK出なかったらしいです。

ANAの募集要項には英語能力に関して細かく記されておりませんでしたが、JALと同等と考えて良いかと思います。つまり、募集要項からは英語力が最低限必要ってことになるかと。
どちらにしても、似たり寄ったりですね。まぁ、日本の法律では募集に関して、細かく指定することができないので、日本における応募者側は察するしかないというのが現状になるかと。

いろいろサイトを見ていると、ある程度の身長も必要だし、体重に関しても身長相応でなければならないようです。個人的には詳細を明記できるよう、法律を変えた方が良いかと思う。だって、企業側の基準から外れたら合格率はぐーんと下がるに決まってるし、そこに可能性を見出すより、自分にあった企業を探すほうが良いと思うんですよね。

では、タイ国際航空のタイ人用募集の場合は、

タイ国際空港(TG)の募集要項 2016年の募集要項

【応募資格】
大卒以上、結婚経験がない1992年以降生まれのタイ人男女
【英語能力】
TOEIC600点以上、TOEFL500点以上
【身体】
・女性160センチ以上、男性165センチ以上
・身長に応じた体重規定あり
【水泳】
女性50メートル以上、男性100メートル以上、それぞれ泳げること

日本の2社より分かりやすくなってますね。年齢、身長、体重に関しても記載されているし、体力に関しても明確に書かれています。タイの応募だから明確なのか?と思い、日本における募集を調べてみたところ。
※現在はCAの日本人募集がありませんでしたので2011年募集要項を参考に。

2011年の募集要項(バンコクベース)

【応募資格】
大卒以上1984年10月以降生まれ、日本語を母国語とする方
【英語能力】
TOEIC600点以上、他
【身体】
・健康、視力が良好である方(コンタクトレンズ可、めがね不可)
【水泳】
50メートル以上泳げること

当時の募集では年齢と体力詳細は入ってましたね。ただし、身長や体重に関しては明記されてなかったようです。また、泳げないタイ人が多い中、タイ航空のCAはみんな泳げることにびっくりしました。

CAには英語と体力が必要

募集要項を比べてみると、CAに最低限必要なのは英語力と体力になりそうです。日本の航空会社が採用していた体力測定には、前屈、握力、垂直跳び、踏み台昇降、走行、機敏性チェック、上体起こしなどがあったようです(採用試験は年々変わるので、現在も採用されているかは不明)。ただ、お客としてCAの仕事を見ていると、体力が必要なのが分かります。

また、英語力はTOEIC600点以上と3社とも募集要項に入れており、ビジネスマンとして最低限の英語力が必要になります。私はTOEIC受けたことないのですが、平均点が550-600点くらいだと言われています。ただし、すっごくできる人が平均点を上げているという見方もできます。勉強対策をしっかりしないと簡単にはクリアできない点数のようです。

それと、メガネがダメという理由は、緊急着陸や乱気流に巻き込まれた時に、メガネが外れて見えない、またはメガネが割れて怪我をすることを避ける為にNGになっているそうです。
機内は乾燥するので、コンタクトが辛いというCAも多いとか。目薬は必需品だそうです。

私が学生の頃は、仕事で海外に行けるCAは羨ましいと思いました。今は、手軽に海外に行けるようになったので、海外へ行けるメリットが薄れ、客層も悪くなっていると聞きます。ほんと、CAは大変な仕事だなと思います。
ですので、ここ最近は出来る限りCAには迷惑かけないよう搭乗しようと思っております。ビールおかわりしないとかね。笑

~thaiuniおっさんのつぶやき~
バブル時、サークルで大学2つ上の先輩4名がCAになりました。それはそれはベッピン4名でした。ただ最近は、ビキニとかミニスカでCAやる会社も出てきてるし、採用事情が変わってきてるのかと思う。もし俺に娘がいたら働かせたくないな。

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