タイ式結婚式のロットナームサン

タイのこと

タイ式結婚式はどのようにするのだろうか?日本で言えば神前式というものが日本独自の結婚式なるのでしょうが、タイ式ってどんなんだろうと疑問に思い調べることにしました。と言っても、結婚する予定は全くないのですが。

ロットナームサンは巻貝に水を入れるのが正式らしい。

ロットナームサンは巻貝に水を入れるのが正式らしい。

伝統的なタイ式結婚式の基本的な流れは以下になります。

1.新郎が新婦を迎えいに行く 結納の品を手にした新郎が行列をなして新婦の家に向かうそうです。途中にタイ独特のしきたりで新婦側が通せんぼをして新郎を阻むらしいですが、ご祝儀を渡すことによって通してもらうとのこと。ここでは男の甲斐性を試されている意味もあるようです。

2.両親に挨拶 結婚の儀式が始まる前に、二人で両親に深々と挨拶をします。タイでは両親をとても大切にします。日本ではマザコンと言われるようなことも、タイでは普通なこととして思われることを多く感じました(友達が多かったです)。タイ人の多くは、両親を本当に大切にしているのだと思います。

3.結納 新郎から新婦の両親に結納金を渡します。結納金額は基本は新婦側の両親が決めるそうです。金額は10万バーツ(約33万円※2015.12現在)から500万バーツ(1650万円※2015.12現在)と新婦の両親の経済力によって違ってくるそうです。タイ語でスーコーとう儀式になります。

4.結婚指輪など交換 指輪や金のネックレスを新郎新婦が交互につけていきます。この時が写真タイムのようで、お互いにゆっくりつけていくそうです。ここでかなりの枚数が取られるようです。

5.僧侶によるお経 9人のお坊さんを招いてお経をあげてもらいます。タイでは9とう数字は「発展」「前進」とう言葉の発音(ガオ)とにているのが縁起が良いとされています。

6.食事 招待したお客様のところに、新郎新婦が挨拶に回ります。

7.僧侶による儀式 額に白い粉で縁起の良い印をつけてもらい、頭に魔除けの糸を巻いてもらい、聖水をかけてもらいます。魔除けの糸は二人がいつまでも一緒にいられることの願いと、僧侶から聖水をかけてもらうことによって良いことが起きることが込められてます。

8.ロットナームサン ホイーサン(巻貝)に水を入れて、「幸せになりますように」などの祝福を込めて新郎新婦の手にゆっくりと水をかけていきます。新郎新婦の両親から親族と順番に水をかけていくそうです。ちなみに、ホイーサン(巻貝)は神聖なものと信じられており、その中に水を入れることで良い事や幸せがいっぱいあるようにとの思いが込められているそうです。

9.腕に糸を巻く 新郎新婦が招待客からお祝いの品物を受けてとり、そのお返しを渡します。その際に腕に魔除けの白い糸を巻いてもらうそうです。 結婚式にもいくつか形式があるようで、それぞれ違ってくるとのこと。他の儀式としては、新郎新婦がベットで良い夢を見る儀式では新郎新婦の両親と新郎新婦がベットで横になり良い夢をみた振りをするのもあるみたいです。

一連の儀式が終わったら披露宴になります。披露宴は日本と同じでホテルや式場でウェディングドレスを着用して盛大に行うことが多いそうです。まさに、女性が主役となる一日って訳です。 結婚式は短いものでも半日は要するようで、長いものだと二日にわたって行うものもあるとか。 ホテルや結婚式場によっても内容が変わるようですが、タイ結婚式にはロットナームサンは必ずと言って良いほど入っているようですね。

ほんと、祝福を神聖な水で願う儀式は良いですよね。私も一度はお水をかけて欲しいかも。まずは相手探しからだな・笑

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