中国とタイが鉄道で結ばれるのはどうか・・

タイのこと

中国とタイの間で10年近く交渉されてきた「中国~タイ鉄道」のプロジェクトが来年5月着工と、ついに動くらしい。この計画によると、湾岸地帯ラヨーンからバンコク、タイ東北地方のノンカイからラオス鉄道に繋がり、中国の昆明まで繫がるとのこと。中国が主導している東南アジア横断鉄道「パン・アジア鉄道計画」の一部になっている。この鉄道により、重要な貿易ルートの確保と共に中国人観光客の増加も見込まれるそうです。ちなみに昆明~バンコクの運賃は700人民元(約13000円)の予定らしいので、飛行機価格の1/3程度になるとのこと。どう考えても中国観光客が増えそうです。最速で2020年に開通を目指すそうなので、東京オリンピックと同じ年にはタイに中国人がわんさか来ることになる訳です。
その繫がるタイ鉄道は東北線になるのかな(未確認です)。タイ人や現地日本人に聞くと、鉄道を利用するならバスの方が便利と言われてますが、一度も鉄道を利用したことない私なので、中国人がわんさか鉄道を利用する前には、一度は利用しなければと思い東北線を調べてみることに。

右上の黄色い路線がタイの東北線

右上の黄色い路線がタイの東北線

タイ鉄道・東北本線(ทางรถไฟสายตะวันออกเฉียงเหนือ ターン ロットファイ サーイ タワンオークチェンヌア)
バンコク・クルンテープ駅とノーンカーイ駅間の621.1キロを結ぶ鉄道路線。正式名はノーンカーイ線。支線であるウボンラーチャターニー線とブワヤイ線も東北線に含まれてます。バンコクからアユタヤ県、サラブリー県、ナコーンラーチャシーマー県、コーンケン県、ウドンターニー県、ノーンカーイ県を通ります。これらの県のタイ東北地方は人口が少なく、タイにおいては貧困地帯とも言われているので、列車に関しても安く利用できるように座席夜行列車が主体だったそうです。ただ、2008年に開通したラオス間との路線により、現在では北本線に次ぐタイ第二の路線と位置づけられているそうです。タイとラオスの貿易路線としてはもちろん、ターナレーン駅から近い首都ビエンチャンへの外国人観光客が増えてのも理由になっているようです。
ちなみに、ラオスとの国境にあるノーンカーイ駅とラオス国内にあるターナレーン駅間は2008年に開通しましたが、ラオスのターナレーン駅からノーンカーイ駅までは行けますが、その先は乗り換えなしで先に進むことはできないそうです。今は国境を越えるためだけの鉄道ってわけですね。
タイ国内での移動(バンコク・クルンテープ駅からノーンカーイ駅の621.1キロ)はどのくらいかかるのか調べてみたところ、他にもブログには約11時間かかったと。18時30分にノーンカーイ駅を出発して翌6時15分にクルンテープ駅に到着。うーん、寝台列車のベッドや豪華そうなソファー席とか快適そうではあるが、長距離乗り物移動はおじさんには辛い旅かもしれない。利用したい気持ちが少し冷めてきてる。心の中に飛行機がちらついてます・笑

正直、個人的には団体で行動をして調和とか遠慮をしらない中国観光客が増えるのを好みません。ですので、中国人が多く来る前に利用したいとは思いますが、中国人が利用するとしたら昆明からバンコクなどの特急とかになるんだろうな。とよい風に解釈をすることにします。まずは、もう少し短い距離の列車で試してみようと思います。それか1等寝台だな。

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